投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

DOLLHOUSE
【ロリ 官能小説】

DOLLHOUSEの最初へ DOLLHOUSE 76 DOLLHOUSE 78 DOLLHOUSEの最後へ

DOLLHOUSEU 3-4

「ぁん! あぁん。 んはぁ…」

リカのほほも上気してゆく。

黒い気持ちがわき起こる。
あの男もコレをみたのか。
この快楽を感じたのか。

「あの男はよかったか?」

恍惚となりかけていたリカの表情が硬くなる。

「そんなっ… あっ! はあっん」

目を見開いて否定する。
言葉はもううまく話せない。

「感じたのか。 んっ。 そうだよ な。 お前、絶頂のポーズ、とって  たっ!」
「んんんっ! ちがっ… ちが… はあっ…」

リカが首を振る。

涙がこぼれて、シーツに吸い込まれていく。
それでも、溢れてくる。

「わ、私っ ごしゅ じんさ まとっ… んあっ! しか シタくない  よぅぅ!」

のぼりつめてゆく。

「あ!あ!あぅぅう うん… ぅん…」

俺が言ったんだ。
快楽と感情は別だって。

そんなことは分かってる。
わかってるんだよ。

だけど、どうしようもなく心に引っかかってイラつく。

コイツは俺の。俺だけのモノだ!





「はあっ… はあっ… はあっ…」

息を整えながらも、リカの目から涙がこぼれ続けている。

俺はくちびるを寄せて止めどなくこぼれる涙を吸い取った。

「泣くな」
「う…ん…」

このヒモを外せとも言わない。
自分の身体の自由よりも気にかかることがありすぎるということなのだろう。

ヒモは固く結ばれていて、ほどけそうな気配がない。
腕に巻かれた紐を引っ張るが、少し伸びるばかりで千切れない。
無理に千切ろうと力を入れるとリカの腕を痛くする。

見回すと男が持ち込んだと思われる、大きめのカッターが床に転がっていた。
これで、リカの服を刻んだのだろうか。

ぷつん。ぷつん。ぷつん。

ベッドに縛られたヒモを切ると、すっ。とリカが足を閉じた。

可愛いリカは健在だ。

リカの身体を起こし、ベッドの縁に掛けさせる。
手に巻き付いたヒモを切っていく。
差し出された両手にぽたぽたと涙が落ちてくる。

俺は顔を上げさせて、また涙を啜った。


DOLLHOUSEの最初へ DOLLHOUSE 76 DOLLHOUSE 78 DOLLHOUSEの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前