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教師の情事
【教師 官能小説】

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教師の情事(1)-2

W高校の入学式が終わり、自分の属するクラスの教室に戻ると担任の男性教師と
副担任の篠原佐和子が教室に入ってきた。男性教師が自己紹介すると
続いて佐和子が自己紹介をした。
「篠原佐和子です!担当は英語です!」
それを見た正之はがっかりした。
(女かよ・・・。)
中学時代に女性教師に体罰を受けていた正之にとって女性教師はただの憎悪と侮蔑の対象でしかなかった。
まして行きたくもなかった学校で女性教師が当たった事で正之は自分の不運を呪った。

佐和子はボブの髪形で鏡をかけていた。首には星のネックレスをしていた。
年齢は27歳。しかし服はやや地味で白のブラウスに黒のタイトスカートを履いていた。
佐和子は他の生徒からは人気があったが正之には全く興味対象外だった。
正之の得意科目は国語と英語、数学で佐和子の出す問題をあっさりと解いた。
「よく出来たわね。」
佐和子がそう褒めるも正之は「どうも。」というだけでそのまま席に戻った。
しかしそんな簡素な態度も気にせずに佐和子は授業を続けた。

中間試験が終わり、最後の授業が終わると佐和子は正之に声をかけた。
「野村君、後で相談室に来て。」
「・・・わかりました。」
内心正之は佐和子に悪態をついていた。
(何だよ!俺が何したってんだよ!)
昼食が終わると正之は相談室に来た。
相談室は職員室の向かいにある部屋で進路指導や生活指導用に使われた部屋だった。
ドアをノックして部屋を開けると机の向かい側には佐和子が座っていた。
相談室はそれほど広くないが机と二つの椅子が置かれていた。
「早かったわね。まずは座って。」
正之は椅子に座る。最初に切り出したのは佐和子だった。
「野村君は成績はいいんだけど、ちょっと態度に問題があるわね。」
一瞬正之はドキッとした。
「え・・・?何がですか?」
「他の先生には褒められるとそれなりに喜ぶけど私とか他の女性教師に褒められても
そっけない態度をとるわね。どうしてなの?」
「そんな事・・・ないですよ。」
どうせ言ったってわかってもらえないと正之は思っていた。
「そうかしら?それに私を見る目は何か憎しみを感じてるように思えるわ。」
「そんな事ないですよ。」
「隠そうとしてもダメよ。」
「・・・。」
「いいわ。なら夏休みに学校に来て。補習をしてもらうわ。」
「!?」
「私は野村君がなぜ女性の教師を憎むかを知りたいの。確か野村君はサッカー部にいたわね。
合宿の後は1ヶ月以上は休みになるからその後に来て。
あと補習は泊まりだから宿泊の準備もしてね。」
正之はサッカー部に入部していた。帰宅しても高校受験の件で親といるのがとても嫌だったからである。
実際あまり口も聞かなくなった。親の顔が見たくなかったからで試合に出たいとは思わなかったのだ。
(おい、ちょっと待てよ!何で泊まりで補習受けなければならないんだよ!)
正之は佐和子の仕打ちにも近い態度に心底激高した。
(チッ、まぁいいや。ばっくれればいいか。)
だか佐和子は正之の心境がわかるかのようにこう言った。
「もし補習に来なかったら留年よ。いいわね。」
(おい、冗談だろ!)
だが正之はそれから逃れる術がなかった。


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