DOLLHOUSE〜prototype〜-7
「おまえ、やんないの?セイ?」
「僕はやらない」
「気分いいぜ」
「そうだろうね」
僕は苦笑した。ユウもケンもすでに虜だ。
「ふうーん。ま、いいけどね」
ケンが僕の股間に目をやった。
やりてえよ。だけど。
僕は梶をにらんだ。
「僕も別にいいけどね」
梶が仕方ないな、と言うように笑った。
実習台の上には乱れたりかちゃんが横たわっている。
目はうつろに開いているがなにも映さず、胸は上下して甘い息を吐き続けている。
足はもう開いたまま、動かない。
「さて、ここからは、実践だ。どうすれば、どんな反応を返すか、セックスはどういった感覚のものか」
「え」
ユウとケンはまた顔を見合わせた。
肘を突きあいながら、ケンが聞いた。
「それは、えと、ヤッちゃっていいと?」
「そうだよ。好きにしていいよ」
「やりいっ!」
ユウとケンはハイタッチで喜ぶ。
梶は少し離れたところにあるイスに座り込む。
「てことは、中だしもOKですよねー」
ユウも調子づく。
「いいよ」
梶が微笑む。
虫酸が走る。忌々しい。
「セイー。やっぱしやんないのか?」
「僕はこういうのは好かない」
ユウとケンが嗤った気がする。
ああ、そうだよ、やりてえよ。
けど、梶の計算通りに動くのは絶対イヤなんだよ。
ジャンケンをしている。勝ったのはケンだ。
「じゃあ、おっぱいはいただくぜ」
ユウが胸をわしづかみにした。
「あぅっ…」
指の股からぷっくりと頂上が飛び出る。ソレを口に含んだ。
ちゅ。ちゅちゅ…
「あっ!ああっ!」
一方で、カチャカチャと金具の音がした。
ケンがベルトを緩めて下着ごとズボンを下ろした。
準備は整っていた。
そりゃあ、そうだろう。エロ画像なんかお話にならないぐらい刺激的な見世物をみた後だからな。
ケンは実習台の上に乗り、ねらいを絞っている。