DOLLHOUSE〜羞恥心〜-4
俺はリカを抱き上げて風呂へ連れて行った。
リカは首に腕を回してつかまり、大人しく抱かれている。
脱衣所に下ろすと、服を脱いだ。
リカはソレをぼんやりと見ている。
そういや一緒に風呂に入ったことはなかったな。
抱く前にはリカが自分で入ってたし。
脱いでしまうと、俺はリカの服をに手を掛けた。
特に抵抗はしない。が、そっぽをむいてこちらを見ようとはしない。
顔はまだ風呂に入ってないのに真っ赤だ。
下着にふれるとぴく。と身体が反応する。
まだ未発達な身体。
だが、来るたびに蕾が綻ぶように変化を見せている。
俺はリカの手を引いて風呂場に入った。
リカはされるがままのお人形だ。何も教え込んではいない。
だけど、それでいい。
小賢しい女になんかならなくていい。
「あの。背中流しましょうか?」
なにをしたらいいのかわからないらしい。
「うん。頼む」
泡立てたタオルで背中を洗って流す。とても普通な。
「ご主人さまの背中って大きくて大好き」
「そ、そう?」
「はい」
そりゃあ、いつも見ているユリよりはデカイだろうさ。
男としては平均的な体躯だと思うし。
俺は浴槽に身体を沈めた。
「はあっ」
気分良くゆったりとする。可笑しいな、女がソコにいるのにな。苦笑する。
リカは隅っこで身体を洗っている。ちょろちょろとリスみたいだ。
髪を洗い終えた頃を見計らって湯船から出た。
「あ。」
まだうつむいたままのリカを抱き上げて浴槽に向かう。
「髪が」
「もう、いいだろ」
リカはそれ以上は言わなかった。
浴槽のヘリに並んで腰掛ける。