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「運命」
【母子相姦 官能小説】

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「運命」-4

「アキは‥本気なの?」
「今さらなんだよ」
「‥親子でなんて。どうしようもないじゃない」
「どうしようもないって‥仕方ないだろ」
「どうして‥私なの?他に若い子がいるじゃない」
「俺にとっては母さんが特別なんだよ。俺は母さんが‥」
「‥アキ‥」
一瞬揺らいだような母の声。
しかし次の瞬間に母は思いがけず冷たく白けたような声で言った。
「貴方はね、私を幾つだと思っているの。若いつもりだっていっても私だって普通のおばさんなのよ。
‥もう40過ぎてるのよ?」
「‥それでも好きなんだよ」
「……はぁ…‥」
それからしばらく沈黙が続いたけれど。
結局雷は鳴らないまま、日付も変わった。
「アキどうするの?」
「どうって‥雷は鳴らなかったよ。だから賭けは俺の負けじゃないか」
「違うわ。私は絶対に雨は降らないと言ったの」
「…?…」

俺は思わぬ展開に考えが混乱していた。
「俺は‥やっぱり‥母さんを抱きたい」
「‥‥‥ふぅ‥‥‥」
ゆっくりと母が立ち上がった。
「ねぇ、アキ。もう一度賭けをしない?」
「もう一度‥賭け?」
「そう。今から三ヶ月後、11月17日の貴方の誕生日に。それまでもしもアキの気がかわっていなくて、そして‥私が受け入れてもいい心境になってるかどうか‥っていうのはどう?」
「そんなの‥どうやって分かるの?」
「その日に私の部屋に来ればわかるわ」
それだけ言うと母はさっさと自分の部屋に戻ってしまった。
俺は狐につままれたような気持で母の背中を見守るだけだった。

それでも時間は流れていった。
待ち遠しいような来て欲しくないような複雑な心境で俺は過ごしていた。
やがて11月16日の誕生日前日になった。
その日俺は一日中部屋に閉じこもって母とは一度も顔を合せなかった。
ただ‥。
11時を過ぎるとドア越しに母の部屋のドアが開く音が聞こえた。
やがて遠くの風呂場からシャワーの音が聞こえてくる。
俺はベッドの上でその湯浴みの音を聞きながら必死で心臓の鼓動を抑えていた。
やがて風呂から上がった母の足音が近づいてきて自分の部屋に入っていった。
俺はゆっくりと立ち上がり、そっとドアを開けると母親の部屋の前まで行った。震える手で母の部屋のドアをノックする。
コンコン
「開いてるわよ」
母の声。
部屋に入ると母は髪を下してベッドに腰かけていた。
その母はバスタオル一枚‥だった。
髪を上げていて、俺を睨むように見据えている。
俺はその日に起こった出来事を一生忘れないだろう。
母親は生まれて初めて俺に見せる女の表情で、息子である俺に抱きしめられた。
何百回も父親とセックスしただろう同じベッドで母は大股を開いて俺との初めてのセックスを迎え入れた。
覚えていないくらい俺は実の母親の子宮に精液を放ち、きっと母を孕ませた…。
それから俺たちは運命の話をしてこれからの事を夜明けまで話し合ってから少しだけ寝た。
そして明るくなる前にどこに行くかも決めないまま、俺たちは家を出た。それから港に向かってフェリーに乗って…。

頭に様々な記憶やこれからの事がとりとめもなく思い浮かんでくる。
とりあえず‥明日はどこに行こう。
湯船のお湯をすくって顔をこすると俺はゆっくりと立ち上がって風呂場を出て行った。


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