DOLLHOUSE〜天国の扉(琴音U)〜-3
「梶くん、タバコ吸わないでしょ?ヤニくさくなくてスキ」
「中2で覚えて高校卒業でそっちも卒業した。」
「ふふふ。梶くんらしいわ。」
「ヘビースモーカーは家にゴロゴロいたからね。それなりにクセになってたけどな」
オヤジもジジイも兄貴も吸っている。
子供の頃は、それは大人の象徴みたいなものだから憧れた。簡単に手に入ったし、親に見つかったところでしかられたこともない。
兄貴はともかく、オヤジやジジイはとんでもなくヤニくさくて、煙草をくわえたところでカッコイイとは到底思えない。
そう思った瞬間に、煙草の幻想が崩れた。が、クセは俺の身体に染みついていた。
ジジイに対する反発心、嫌悪感がなければ今も吸っていたかも知れない。
そんなことを思い出すこと自体が腹立たしい。
俺は気を紛らわすために琴音を強く抱きしめて転がった。
上を取る。
「どうせ吸うならコッチのが良いな」
「あ…ん…」
俺は琴音のピンクの先端を口に入れた。
ちゅ。
軽く吸うと柔らかく休憩していた乳首はすぐに臨戦態勢をとった。
仰向けに寝ても大して流れることなく丸く尖る乳房。
白くきめ細かな肌。顔をうずめて谷間の少し上、ふんわりと弧を描く乳房を吸い上げると綺麗に赤が灯った。
「ぅん…」
手のひらで握り込み、やわやわと揉みほぐしながら、もう片方をまた口に含む。
「ぅぅん… ねぇっ…」
もぞもぞと腰をくねらせはじめた。
小さな乳首を摘んでは転がす。
両手親指で転がすと、ゲーム機で遊んでるみたいだ。
上下左右。
そのたびに反応が返ってくる。
「ぅん… んんっ… ねぇっ、入れてよぅ」
触って欲しいのだろう、琴音が少し脚を開いた。
俺は無視して胸を攻めていく。
琴音が自分の手で触ろうと下へ伸ばそうとしたのを阻止する。
両腕をねじ上げて押さえ込んだ。
「オナニーを見るのも悪くないけど。今はそういう気分じゃないかな。」
ちゅぱ。ちゅぱ。
「ゃん… んっ」
俺は乳首を吸い続けた。
琴音が胸を突き上げてくる。
もうすぐイクのだろう。
一旦絶頂を迎えた身体はガードが甘い。
あっというまに登りつめていく。
「んっ あっ あっ ああっ はぁんっ!」
切迫した声で鳴いて、大きく反ると、身体の動きが一瞬とまる。
「はあっ はあっ んっ… ゃだっ…」
胸を上下させながら呼吸する。
息をつく間も与えない。乳首をコリコリと噛む。