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二個目の苺〜アーモンドクッキー〜
【その他 官能小説】

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The last berry-愁--10

「あ、あぁっ…愁さん、待っ…」

「待てないよ。」

しばらく感じていなかった愁さんの指が私の身体に少し触れるだけで、その場所がじん、と熱を持ち、快感に変わる。

嘘、なんでこんなに…熱くなるの?

私の混乱を他所に、愁さんの手はシャツの間に差し込まれ、あっという間に私の上半身はブラジャーを着けているだけになった。

「だ、だめです…私…」

つい両手で胸元を隠してしまう。

愁さんはその手を持ち、指にキスをした。

「なぜ?」

愁さんの唇の感触が私の指をも熱くさせて、私はぎゅっと手を握り締めた。

「愁さんの指が、ちょっと触るだけで…身体が、変になりそうで、こんなんじゃ、無理です…」

「変に、なりたくないの?」

「えっ…」

顔を上げると、愁さんの射るような瞳が私の目を捕らえた。

「言っただろう?僕は、君が乱れている姿が見たいんだ。」

…ああ、私はやっぱり、愁さんの瞳にすごく弱い。

しかも今はその瞳が、私自身を求めてくれるのが分かるから---

「奈々…やっと本当に捕まえられたんだ、放さないよ…」

私の片手を持ったまま、二の腕にキスをし、その唇は耳に、首筋に移動し、鎖骨へと下がっていく。

私の身体は愁さんの唇が触れるたび見る間に熱を持ち、息が荒くなる。

「はぁっ…愁、さん、愁さん…」

「奈々…嫌か?」

私は愁さんの少し寂しそうな目を見たまま、私は何度も首を振る。

「嬉しいん、です…。」

…あなたが、こんなに私を求めてくれることが…。

「奈々…」

愁さんは両手で私の頬を包み、私の唇に何度も何度もキスをした。

「どこへも、行かないでくれ…。」

「ここにいます、愁さんがやだって言っても、ずっとずっとそばにいます。」

愁さんは、子供のようにムキになる私を優しく見つめる。

一つキスをして、愁さんが眼鏡を外し服を脱いで、私をゆっくり押し倒した。

引き締まった愁さんの身体に、少し勃ち上がったそこについ赤くなり、私は視線をずらす。


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