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白銀のたまご〜パチプロチーコの生活
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白銀のたまご〜パチプロチーコの生活5-12

… … … …

[ ウソっ!そんなに勝てるのかよォっ! ]


初めて打ち明けた時、シゲルは思わず腰を抜かす。


447万円。
この10ヶ月で稼いだ私の資金。


[ 私は負けないもんね ]

[ す…スゲェ…
毎晩データ取るだけでそんなに勝てるのかよォ! ]

[ 何ですってぇ?
いい?…私とあんたじゃレベルが違うのよっ! ]


シゲルの殿様商売にヒントを得て、私はネットで古着屋の仕事をしてみたいと思ったの。



やっぱり服を扱う仕事が好きだしさ…

あっちこっちを歩いて気に入った古着を自分で仕入れて、まずはネットで売買する。


軌道をつかめたら店舗を借りて、店員さんを雇って…


そして私はまた、かっこいい服を着て店頭に立ちたいと思ったのよ。

今度は販売員じゃなくて、小さながらも私のお店よ。


それまでは大切な資金をムダにしないようにしなきゃね。


パチプロの判断力と見るセンスはきっと私を助けてくれると思うの…

やっぱり私は運がよかったのかも知れない。

もしも私にお金がなかったら、今でもパチンコを辞められなかったと思う。


それ以前にシゲルから借りたお金を元手に最初に稼いだ数十万のお金を惜しむ気持ちがなかったら、ここまで勝ち続ける事はできなかっただろう…


パチンコを続けている限り、お金はお金じゃないのよ。

お金は明日に繋ぐ希望でしかない。



明日を生きる夢と希望…

そして、その希望はあまりに儚いわ。



シゲルは眠らずに私のブティックの夢をネットの中に作ってくれた。


そして集めてきたわずかな古着をかっこよく写真に載せて、記述と値段…


それから短いコメントを一着一着に付けていくの。



それだけでもたいへんな仕事よ。

でも、そんな地道な作業のおかげで2週間かけて集めた服がたった5日でほぼ完売した。


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