続・僕はＨな管理人-9
唯は、官能を味わったあとのけだるい表情のまま、僕を見上げてこう言った。
『零ったらひどいわ…私１人をこんなに乱れさせて…あなたはシャツ１枚だって脱いでない…』
「そうだね…ごめん…」
僕が慌てて服を脱ごうとした指先を、唯が捕らえてこう言った。
『待って！私がするわ…』
唯は、乱れた息のままゆっくりと体を起こすと、スルスルと僕のシャツやズボン、靴下まで脱がした。
そして、トランクスの盛り上がり部分に唇をそっと当てたあと、慎重にそれを脱がせていった。
僕のマックスに主張した分身を見つめた唯は、一瞬ポッ…っと頬を赤らめたあと、ためらうことなくそれを口に含んだ。
たっぷりと唾液を絡めた裏側に、舌先を這わされると、えも言われぬ快感がゾワゾワと僕の体を上がってきた。
「うぅぅぅ―――唯っ！」
このまま、唯に酔わされて昇り詰めたい衝動に駆られたが、僕は最後の理性を振り絞り唯を遮った。
「ねぇ…唯？僕…唯の中でイキたいから…もう止めて…」
『そお？いいの…？』
「うん…」
僕は一旦体を起こし、ガサゴソとタンスの引き出しを漁り、コンドームを取り出すと、待ちきれない僕の分身に装着した。
「唯の好きなように入れてあげるけど…」
『…零に任せるわ…』
「そう…？」
唯の安心しきった笑顔が、僕の心を優しく揺さ振った。
やっぱり唯の感じる顔が見たかったから、僕は正常位の姿勢を選んだ。
唯のスラッと伸びた長い足を２つに折り曲げ、濡れそぼった果実をあらわにすると、その蜜壺に僕の先端をあてがった。