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DOLLHOUSE
【ロリ 官能小説】

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DOLLHOUSE〜食欲と性欲(琴音T)〜-3

「やっぱ、おいし」

チョコレートケーキを前に嬉しそうに笑う琴音。

「コト。おまえ開けっぴろげすぎ。男逃げるぞ」
「あ。物好きな逃げない男がここにいるー」

俺を指さしてくすくす笑う。

「まね、梶くんだけよ。ここまで言っちゃうのは。ちゃんと相手見てるわよ、もちろん」

『梶くんだけよ』か。オトコが泣いて喜びそうなセリフだな。苦笑する。

「光栄ですねえ〜」

俺はとっくにケーキを食べきり、薄く底に残ったコーヒーを流し込む。

「そんじゃ、いきますか」

俺たちは席を立った。





ホテル街を歩く。

「あのハデなの行ってみない?」

の一言で決定した。

キーを取り部屋に入る。ハデな外観の割とシックな感じの部屋だ。

「ねえねえ、えまにゅえる夫人」

籐の椅子に脚を組んで座る。

なんで女のコイツがそんな古い作品、知ってるんだろう?
今琴音が座っているのよりかなりハデな籐の椅子に裸の女が座っている絵面が浮かぶ。

この無邪気さにヤラれてしまうんだろうな。

性格が無邪気なのは間違いないが(それは俺も気に入っている)貞操観念はない。

「ベッドもかわいいー」

天蓋付き、というわけではないが、ベッドのところにカーテンが天井から垂れ下がっている。
まあ、お姫さまっぽいといえばそんな感じ。

べたん。ひろいベッドの上にDIVEしている。

毎回こうだ。知らんヤツは初めてホテルに来たんだと思うわな。

「俺、シャワー浴びていいか?」
「あーい、いってらっしゃーい」

冷蔵庫やら、引き出しやら開けて楽しんでいる。
フリではないようだから得な性格だよな。

バスルームも凝った作りで琴音がまた喜びそうだ。


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