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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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想い溢れて-3

    ♯♯♯



私は放課後、授業中に出せなかった数学のノートを出しに、職員室に寄った時のこと―――



確か…あの時、先生頭痛いって鎮痛剤を飲んでたっけ?



私が「大丈夫?」って聞いたら、『お前も移るから早く帰った方がいいぞっ!!』って笑ってたけど…



今思えば、何だか顔色も冴えなかった気がする。



先生…大丈夫かなぁ?



学校を休む…って、よっぽどのことだよね!



心配だなぁ…
先生のお見舞い行きたいなぁ…



先生の家は、学校から3つ目の駅を降りて、直線の長い坂を上がりきったところにある、2階建てのアパート。



1人暮らしをしている先生のことを考え始めたら、私はすぐにでも駆け付けたい気持ちになってしまった。



1、2時間目の授業中、ソワソワとして落ち着かなかない気持ちのまま、何とかやり過ごした。



もちろん授業の内容なんて、ちっとも頭に入らなくて…



中休みに入ると、朝からのソワソワが、私の胸の中でザワザワへと変わっていった。



いつもなら楽しいはずの、ちなみとのおしゃべりにも熱が入らずうわの空で…



「ちなみ、私熱っぽいみたい…保健室行ってくるね」



『由里子…付き合おうか?』



「平気平気…たいしたことはないんだ!」


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