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恐るべき子供たち
【その他 官能小説】

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恐るべき子供たち-9

「そしたらパパが入って来て、1発でのしちゃって…」
「ユミのおじさん、空手やってたからな」

 薄暗い空間に、平和な静寂が生まれた。

「それで、トモの方は?どうするの」

 先に沈黙を破ったのは由美の方だ。

「ああ…そのうち来れなくしてやるよ」
「どうやって?」

 智はしばらく考えてから、

「そうだな。アダルトビデオでも見せて、犯してやるよ。それで、その最中をビデオに録るなんてどうかな?」
「それって、最後までやるってことよね?」
「そうだよ」

 由美の表情が急に曇る。

「わたしとは最後までしないくせに、胸のおっきな女子大生とはしちゃうんだ」
「いや…それは…」

 智は困った顔をすると、

「それはこの間も云っただろ。生理も無いおまえとは…」

 理由を語ろうとした。が、それを由美が止めた。

「それなら大丈夫。昨日、来たから」
「えっ?」
「あの件の翌日ね、本当にお腹が痛くなって…」
「そっか」

 お互いが顔を見合せ笑っている。

「だったら、今度、コンドームを持って来るよ」
「エエーーッ!生でもいいじゃないッ」
「ダメだよ。その辺はちゃんとしないと。感情任せでやってると、お互いが不幸になるだろ」

 しごく、もっともな意見に由美は折れた。

「それよりもさ」
「なあに?」
「この間、アイツにどこ触られたんだ?」
「あの…胸と、アソコの手前を」

 その途端、智は由美を押し倒した。

「な、なに?」
「うん?きれいにしようと思って」

 智の手がスカートに伸び、ショーツを脱がせた。

「あんな奴が触ったんだ。どんな悪い菌がいるかわからないだろ」

 そう云うと、舌が由美のスリットを舐めた。

「…ああ…トモ…そんなトコ…汚いよォ…」
「そんなことないさ。きれいなピンク色だ…」

 身悶える由美の姿は、智にとって、かけがえのない存在だった。
 智は、いつまでも見ていたいと思った。



…「恐るべき子供たち」完…


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