投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

白銀のたまご〜パチプロチーコの生活
【その他 官能小説】

白銀のたまご〜パチプロチーコの生活の最初へ 白銀のたまご〜パチプロチーコの生活 3 白銀のたまご〜パチプロチーコの生活 5 白銀のたまご〜パチプロチーコの生活の最後へ

白銀のたまご〜パチプロチーコの生活-4

この台は傾向として朝一番に噴出する事が多い。

そして、4日前が定休日でその前日、前々日が50回オーバー。


今日あたりが狙い目なわけだけど、虎視眈々と狙い目をつけているのは私ひとりではない。


このホールには私のほかにシゲルも来るし、他にもパチンコで生計を立てている人が何人もいる。

もちろん、平日でもちゃんとした仕事をしていて週に一度の休日を好きなパチンコを楽しみに来てる人だっている。


でも、私たちはプロだから必ず勝たなきゃ意味がない。

そのために毎朝毎晩ホールに来て、機械の調子をくまなく見てまわる。



シゲルはそんな基本ですら怠って、その場限りの勝負しかできない男なのだ。

それで勝つから余計に腹が立つ…


目当ての台はまだ…
噴いている様子はない。

私が座ったセカンド候補は8千円ほど食いついたところで7回連続した。


一箱5千円として2万7千円の収支。

もうじゅうぶんだ…


ここで潔く引き揚げるのがプロなのだ。

そりゃ、このまま続ければ50回70回噴くかも知れない。

でも、これっきりハマりに入るかも知れない。


勝った時点で早々に退散して、後は夜まで寝て過ごす。

勝利に酔ったら負けなのだ。



もちろん、今日はいい結果なわけだけど、今日の大勝ちより明日に繋げる事を優先するのがプロなのだ。


そのへんがシゲルと…
アマチュアとの違いなんだ。


販売の仕事をしていて日給3万なんて絶対あり得ないのだから…


白銀のたまご〜パチプロチーコの生活の最初へ 白銀のたまご〜パチプロチーコの生活 3 白銀のたまご〜パチプロチーコの生活 5 白銀のたまご〜パチプロチーコの生活の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前