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双子の姉妹。
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双子の姉妹。 1-3

そして、どうして俺がこんなにもこの一家に溶け込んでいるのかというと、話は簡単。

約一年前、家庭教師のバイトでこの家に初めて訪れた。

元々は二人じゃなくて妹、琴音の勉強を見るだけだった。

おばさんは男の子が欲しかったらしく、俺とはすぐに仲良くなった。

その後、姉、麻琴が赤点をとってピンチということで、俺もバイト以外することがなく暇だったこともあって麻琴の勉強も同時に見ると、無事に麻琴は追試で合格、さらに琴音の成績も上がり、姉妹の信頼を勝ち取った。

やがて正式に二人の勉強を見るようになって、もうすぐ一年。

今に至る。




さらに、俺がこの家に入り浸るのにも実は理由がある。

俺には両親がいない。
中学の頃、事故で二人とも失ってしまった。

俺はその後、親戚の家で生活をさせてもらったため、その恩もあってか死ぬ気で勉強した。

そしてどうにかまともな大学に入り、教師を目指しているわけなんだけど、親戚にあんまり甘えてばかりもいられないので、大学では奨学金を借り、この家庭教師のバイト代でなんとか生活している。

幸い、給料も二人分ということで結構貰えているから、アパートの家賃と毎月の生活費はなんとか間に合っている。

まあそれでもぎりぎりなものだから、こうやってバイトのある日は晩飯を一緒にさせてもらってたりする。


……たまに、バイトの無い日もお邪魔してたりする。


まあ、そんなこんなで苦学生です。



多少、話が逸れたけど、つまり、俺は本当の家族というものをあまり知らない。
というか、両親がいなくなって忘れてしまった。

でもここにはある。

幸せな家族が。

今、俺はその家族の輪に少しだけ入れてもらっている。

この家族が好きだから、俺は家庭教師をしていて毎日が楽しい。

この家族も、俺を受け入れてくれているようだし。


だから俺は、ここにいる。


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