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お江戸のお色気話
【その他 官能小説】

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お江戸のお色気話、その3-3

「だってさぁ、風呂で見た金さんのマラは太くて長いから、
さすがの奥さんも、また欲しくなったんだろうねえ」
と言うと、
聞いていた女の一人が(ひぇぇ〜!)と言いながら溜息を付いた。

すると、それをずっと聞いていた金魚売りの定吉が堪らずに言った。
「そ、それで、その女は、なんて言ったんだい、金さんに」

「へえ、それがね・・
(もっと突いて下さりますか、わたしもっと)と、定さん」

「ほぉぉ・・もっと欲しいっていうわけなんだね、金さん・・」


「そうなんです、奥方が入れた肉を締め付けながら色目を使うんで
肉棒は気持ちがいいし、堪んなくなって、
あたしも望むところだし・・」

「流石、(マラ男)と異名のある金吉だな、その話を続けてくれ」
と、ここでご隠居が口を挟んだ。

すると長屋の聴衆から万雷の拍手が起こった。
江戸下町の裏長屋の夜は、まだまだ長く続くようである。


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