SEXの条件・学級委員長 川崎静奈 ④-5
「信じないかもしれないけど……わ…私……誰とでも寝る女なの……」
――違うやろ……しず。
「……エッチするのと付き合うのは……別だと思ってるし……」
――お前がほんまに言いたいことは……そんなこととちゃうんやろ？
「だから……エッチしたって………責任とってほしいなんて言うつもりないし……つきまとったりもしない……だから…だから……」
「―――もう…ええ」
胸がぎゅうっと苦しくなって、俺は思わずしずを強く抱きよせていた。
「――もう……しゃべんな」
「……ヤ…ヤマ……」
「……わかったし……少し…黙れ……」
今ここでしずを抱くことが正しいのかどうか俺にはわからない。
しずのことは好きやけど……。
惚れてるのかと言えば違うような気がする。
だけど今抱かなければ、目の前のしずも俺自身も、ぐちゃぐちゃに壊れてしまうような気がした。
「……あた…あたしは……」
「……うるさいって……」
何か言おうとするうるさい唇に、半ばやけ気味に舌をねじ込み言葉を封じ込める。
そのまま激しく唇を吸いながら、肩まではだけていた制服のブラウスを一気に引きはがした。