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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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再会した2人-2

『あぁ…ごめん』



俺は、しばし立ち尽くし自分の世界に浸っていたことを詫びた。



俺がイスに座ると、由里子はベッドから体を起こし、ちょうど俺と目線の高さが合った。



急に手の届く距離に由里子を感じ、年甲斐もなくドキドキする。



「久しぶりだね!」



由里子は、変わらない笑顔を俺に見せてくれた。



『あぁ、久しぶり!』



俺もそんな由里子の笑顔につられ、自然と笑顔になった。



この2ヵ月間―――



また由里子と2人で逢うことが出来たなら…と、はかない期待を胸に過ごした日々だった。



その時の為に用意した数々の言葉達―――



良いことも悪いことも…



言わなくちゃいけないことも、聞かなくちゃいけないことも…



たくさんあった気がするが、実際由里子を目の前にしたら何1つ出てこない…



俺…何、動揺してんだ?!



そんな時―――俺の沈黙を破り口を開いたのは、またしても由里子の方だった。



「さっき、廊下で大きな声がしたけど―――」



由里子の不安そうな顔…



やっぱり聞こえてたよな…


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