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graduation
【姉弟相姦 官能小説】

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graduation-1

受験直前の2月……またこの時期がやってきました。
私はこの頃になると“あの事”を思い出してしまいます。
あれは今から二年前、そのころの私は女子大の3年生でした……
私は部屋のタンスに、洗濯済みの下着を片付けようとしていました。
(……おかしいいわ?タンスの中の下着に誰かが触ってるみたい……)
私はまだ実家に住んでいましたので、洗濯は母にしてもらっていましたが、洗濯物を片づけるのは自分で行っていたのです。
綺麗好きな私はきちんと下着を分類して、引き出しに片づけていました。
それらが、タンスの中できちんと並べられているはずなのに、位置が微妙に変わっています。
他の人が見ても解らないでしょうが、几帳面な私としては、色の配色も考えて並べているのですぐに解ってしまいます。
私以外は触る筈のない引き出しなのに、何故下着の配置が変わってしまっているのでしょうか?
外からの侵入者でも無い限り、こんな事は有り得ません。
よく見たら、パンティが3枚無くなっています。
外部の犯行なら、すべて盗んでいくことでしょう。
そうなると内部犯しか考えられません。
(お母さん?いえ、お母さんなら自分で買うわよね……)
私は母親と弟の三人で暮らしています。
母親と父親は5年前に離婚していません。
(じゃあ、公彦?公彦が私の下着を盗んだのかしら……)
公彦は私の弟で、今年大学受験を控えた高校3年生です。
姉の私が言うのもなんですが、近所でも評判の美少年なんですが、小柄なのが欠点です。
これで身長があれば、とっくにスカウトされているはずです。
(きっと公彦だわ、私の下着を盗むなんて……いったいなぜ?)
いくら受験前で神経過敏になっているからといっても、実の姉の下着を盗むような弟とは思えません。
何か理由があるんではないか……そう思うと私はこのまま見過ごすことはできませんでした。
(面と向かって問いつめても、正直に認めるわけはないわよね……)
私は翌日、早く帰宅して弟の部屋に忍び込みました。
公彦の部屋は18才の男の部屋には思えないくらい整理整頓が行き届いていて、きれい好きの私の部屋よりさらにきれいでした。
「公彦くらいの男の子の部屋ならもっと汚いものなのに?なんだか張り合いがないわね……」
私は、公彦の部屋を捜索しました。
もちろん、目的は私の下着です。
私は公彦のベッドの下などを調べてみました。
そこには何もありません……男の子ならエッチな雑誌くらいはあってもよさそうなモノなのに……
次に私は机の引き出しを調べようとしました。
「あれ?鍵がかかって開かないわ……」
しかし、机の引き出しは開ける事が出来ません。
怪しいと思いながらも、私は諦めてタンスの中を探しました……
するとタンスの奥から、ピンクと白のストライプ柄のと、白いレースのパンティが出てきました。
(そんな……やっぱり公彦が……)
私はショックでした。
状況から公彦しかいないとは思いながらも、公彦であってほしくないとも思っていたから……
(……あと一枚足りないわ?黒いレースのパンティ……私のお気に入りのが無いわね……)
最後の一枚は、いくら探しても見つかりません。
(おかしいわね、2枚あったんだから、絶対にあるはずなのに……)
「ただいま〜」
その時でした、玄関のドアが開き公彦の声が聞こえたのです。
(えっ!?もう帰ってきたの……どうしよう……)
足早に階段を上がって来る音が聞こえてきます。
私は咄嗟にクローゼットの中に隠れました。


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