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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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悪魔の義父-3

祖父は『甘やかすな!!』と、ママが来るたびに機嫌が悪くなった。



たまに会うママは、いつもキレイで優しかったけれど、私より仕事を優先するママには気を使い、甘えることが出来ない子供だった。



だから、ママが今のパパと再婚し、新しい家族が出来た時には、とても嬉しかったことを覚えている。



家族みんなで公園で遊んだり、庭でバーベキューをしたり…



まわりの友達にとっては何でもない日常でも、愛情に飢えていた私にとっては、毎日が夢のような幸せな日々だった。



いつまでも、そんな楽しい毎日が続くと思っていた。



パパとの“なかよし”が、いけないことだと知るまでは…



    ♯♯♯



『さぁ…由里子――パパと“なかよし”の続きをしよう… 2人だけでゆっくりな』



「パパ…もう由里子そういうのやめにしたい!」



『どうしたんだ由里子?急にそんな怖い顔をして…』



「パパ、こんなのやっぱりおかしいよ!」



『今まではいい子にパパと“なかよし”してきたじゃないか…』



「イヤっ!―――私に触らないで―――!!」



うしろから腕を回してきたパパの横をすり抜け、私は携帯を握り締めたまま玄関へと走った。



体の痛みの為よろけそうになったが、何とかして外に出さえすれば、誰かに助けを求め逃げられると思った。



私はパパに気付かれないように、ドア横の観葉植物の鉢植えに携帯電話をそっと隠した。


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