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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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戸惑いの日々-4

「―――先生にはちゃんと、ステキな人がいたんじゃない…」



そう声に出したら、もう立ってられなくて、私はその場にしゃがみこんだ。



その時―――しゃがんだ私の腕を、うしろから誰かが掴んだ。



『ゆり…こ…。待て―――っ・・て……言ったろ?』



ハァハァと息切らした先生の声…



あの人を置いて、追い掛けてきてくれたの?



素直にうれしかった!



…でも先生っ、もう私を苦しめないで!



これ以上つらい思いはしたくない!



だから、私は覚悟を決めてこう言ったんだ!!



「大事なあの人のところに戻ってあげて…」



そうしたら、先生が珍しく声を荒げた!!



『―――由里子違うんだ!………もう終わったんだよ!!だから戻らなくていい…』



先生はそう言うと、私を腕に抱き寄せた。



先生の腕の中は、あの日と同じで…



あったかくて力強くて、いい匂い…



「―――終わったの?」



『そう…』


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