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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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戸惑いの日々-3

初めてキスしたあの日…



『何かあった時の為に教えとく…』って、先生が連れて来てくれたこの場所に。



2階の1番奥の部屋…



電気が点いてる…



先生いるんだ!!



階段を駆け上がり、ドアの前に立った時、ちょうど部屋の電気が消えた。



そして、開いたドアの先に―――人影が2人?!



…………?!



立ち尽くした私の目の前に、先生ともう1人―――髪の長い女の人…



スラッと背が高くて、モデルさんみたいにスタイルのいいきれいな女の人…



その人は、すごく自然に先生に腕を絡ませて笑ってた。



私なんかよりずっと大人で、ずっと先生と似合ってる。



私はそう思った瞬間―――全速力で駆け出してた!



『―――由里子っ。………ちょっと待てよ!!』



私を呼び止める先生の声が、階段の途中で聞こえたけど振り返らなかった。



心臓がドキドキ急激に高鳴って、このまま胸の皮膚を突き破りそうな程痛かった!!



でも、走るのを止めるわけには行かなかった。



大好きな先生が、私の知らない女の人と腕を絡めてた…あの恐ろしい現場から、少しでも離れてしまいたかったから…



気がつくと、走りながら涙が頬を伝ってて…



哀しくて哀しくて…立ち止まって声をあげて泣いた。


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