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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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恋の予感-6

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今から3ヵ月前…



私が高校3年に進級したとき、よそから赴任してきた佐々先生が担任になった。



担当教科は数学。年は27才。学生時代はプロも視野に入れる程、サッカーに打ち込んでいたという。



でも、尊敬する父親が教師だったことも影響して、自分もこの道に進んだ…って初日の挨拶で言ってた。



サッカーは今でも俺の一部だ…って言うだけあって、サッカー部のコーチとして練習に参加している時の先生は、一番イキイキして見える。



健康的に日焼けした先生の体は、筋肉質で引きしまって、誰が見てもカッコイイ!



先生がグラウンドに立つと、先生目当ての女子達が、キャーキャー言って集まる程の人気ぶりだった。



先生の性格は、一言で言うとクールなタイプ。



口数も多いほうじゃないから、余計そう思えるのかも知れない… 



でも冷たい印象じゃなくて、冷静で落ち着いた大人の男性―――私の中の佐々先生は、そんなイメージだった。



顔立ちは、薄い二重で切れ長の目元がシャープな印象を与え、その奥に見える瞳の色は深い灰色をしている。



あまり長く見つめていると、吸い込まれてしまいそうな、不思議な感覚に襲われる。



鼻筋がきれいにスーッと1本通っていて、がっちりとした顎のラインが、大人の男としての精悍さを感じさせる。



だけど、顔をクシャクシャにして笑った時の目尻のシワが、案外キュートだったりするかも…



そして、これは私の勘だけど、先生はプライベートでも、かなりもてるんじゃないかな?



クラスメイトの森ちなみとも、そんな話…したことあったっけ。



そうそう、ちなみとは1年の時からずっと同じクラスで、私の大切な親友でもある。


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