投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

超最強嫉妬彼女
【学園物 恋愛小説】

超最強嫉妬彼女の最初へ 超最強嫉妬彼女 25 超最強嫉妬彼女 27 超最強嫉妬彼女の最後へ

超最強嫉妬彼女 後編-6

***

「……」
休み時間、制服のポケットの中で携帯が震える。



ユウコ



そろそろ限界か。

俺も、花耶も、優子も。

「……花耶」

振り返って後ろに座る花耶を見る。

「……なに」
眉をひそめていかにも不機嫌そうだ。

「優子に会ってくれないか」

それは考えた末の決断だった。

「……ユウコって誰なの」
表情を変えずに言う花耶。
「花耶が優子と会ってから話す」
「……ユウコさえアドレス帳から無くせれば、公也の携帯から余計な人間はいなくなるの」
「怖いこと言うなよ」

花耶の嫉妬は愛情表現だとわかっている。
だから全く気にはしていない。

「でもユウコとは会わない」
「会ってくれ!」
「やだよ!」

あー…埒があかねえな、こりゃ。

「……別れる」

「ふぇ?」

「会ってくれなきゃ別れる」
「…」

こんなこと言いたくなかった。
でも、こうでもしなきゃ花耶は会うことを頑なに拒み続ける。

花耶とは別れたくねえ。

だけどな、どっちにしろこのままじゃ嫌なんだよ。


互いの気持ちが離れちまう。


「会う」
少し経って、花耶はそう言った。
「…」
「会うから!」
花耶はなんとか了承してくれた。

多少、強引ではあったけどな。



後の問題は優子だ。


超最強嫉妬彼女の最初へ 超最強嫉妬彼女 25 超最強嫉妬彼女 27 超最強嫉妬彼女の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前