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卒業〜The Graduation〜
【学園物 官能小説】

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卒業〜The Graduation〜-1

あれ19年前の2月の話だ。卒業式から約1ヶ月の前の話だ。
その日は3年の最後の登校日の前日だった。俺は密かに恋心を抱いていた
夏美に告白しようと電話した。夏美はこの日に1年の時のクラスメートで
2年以降一緒のクラスになる事はなかったがそれでも夏美への恋心は消える事はなかった。
夏美はロングヘアーで前髪がパーマという当時の女子高生の間で流行ってた
ヘアースタイルをしていて身長が155cmぐらいの小柄の色黒の女子だった。
普段からおとなしい性格か恋人もいないようだった。
実際夏美が男子と話してる姿は見た事がない。電話は当時はまだあちこちに存在した
公衆電話からかける事にした。夏美の親が出たら間違い電話だと言って電話を切って
明日学校で告白するつもりだった。100円玉を緑の電話機に入れると
夏美の家にダイヤルを回す。呼び出し音が10秒鳴ったあとで電話に出る音がした。
電話に出たのは夏美本人だった。
「はい・・・森沢です。」
「あ・・・坂崎です。」
「あ、坂崎君ね。どうしたの?」
夏美は俺の事を覚えていたようだ。これには俺もびっくりした。
「森沢・・・?」
「うん。そうだよ。どうしたの?」
「実は話があるんだけど・・・?」
「何かな?」
「実は・・・付き合ってくれないかな?」
「付き合うって・・・何?」
「だから恋人として付き合うとして・・・。」
「う〜ん。よくわからないな・・・。」
夏美はどうやら異性との付き合いがわからないようだった。
もうこれ以上は止めとくべきだと思った。
「ごめん。じゃ、切るよ。」
「あ、坂崎君。ちょっと明日私ととある場所に来て欲しいんだけど。
駅前で待ってくれないかな?」
買い物でも付き合うのだろうか?まぁいいや。それも悪くない。いい思い出にはなる。
「あ、いいよ。」
「じゃ学校が終わったら駅前で待っててね。」

そして3年最後の登校日。俺はクラスメートの男子とくだらない話をしていた。
登校といっても担任によるミーティングみたいな物で10時ぐらいには終わった。
ちなみに俺は外国語の専門学校への推薦入学が決まっているが入学に向けて
いろいろ勉強しなければならなかった。夏美は既に短大進学を決めている。
俺は就職が決まっている友人の誘いを断ったというより卒業式の帰りに遊ぶという事にして
バスで高校の最寄り駅まで向かった。バス停を降りてしばらくすると後続のバスから
夏美が到着した。夏美は制服を着たままの姿たった。
俺の高校では男子は詰め入りの黒の制服(所謂学ラン)、
女子は紺のブレザーに赤のネクタイ、ロングスカートであった。
「ごめん。待った?」
「いや、ついさっき来たばっかだし。」
「そうか。じゃコンビニに行こう。」
俺と夏美は駅前のコンビニに入った。夏美は恋人ではないものの
制服デートのような感じがして気分は悪くなかった。
夏美はジューズやら弁当やらスナック菓子を買って俺が持つ事にした。
それは二人分だったのだが。でもこの後どうするんだろう?
「ところで・・・この食べ物はどこで?」
「一緒に来て欲しい所があるの?」
「どこ・・・?」
「とにかく来て。」
俺は少し不安になってきた。


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