DOLLHOUSE〜日常と非日常〜-3
「このバイタ!」
廊下からすごい勢いで駆け込んできた母に私は平手で叩かれた。
「げほっ!げほ! うぅえええっ」
私は反射的に精液を吐き出していた。床は白く汚れていた。
初めて見たその液体は気持ち悪いものだった。
口の中が臭かった。
咳き込んでも喉の奥に貼り付いたものが全部出てきた気がしなかった。
「床を汚すんじゃないよ」
私はまた叩かれた。
がん!
手を封じられ受身の体勢が取れないまま、食器棚の角で頭を打った。
痛くて、気持ち悪くて、どうしようもなくて。
「アンタも子供に手をだすんじゃないよ」
母はおじさんに向かって喚いた。
「いいじゃねえかよ、こんぐらい。口だろ?別にヤったわけじゃなし」
「アタリマエよ。元も子もなくなるじゃないの。ウリもんなんだから」
「心配するなよ。子供相手に本気になれるわけねえだろ?」
おじさんは母を引き寄せると胸を揉み始めた。
「ああん…」
「ちょっと、からかっただけだよ。お前の方が気持ちいいに決まってんだろ」
耳元で囁かれ、見苦しいほどに溺れていく母。
私の前で。
私はぺろんと剥がれたクラフトテープを手首を曲げ、指を伸ばしてなんとか取り去る。
服を持ってそっと立ち上がった。
「ここにいろ!」
おじさんが怒鳴った。
「あはぁ…なんでよおぉ…」
「見られた方が萌えるだろ。こんなヤツでもさあ」
母は前をはだけ、おじさんが乳首をしごいていた。
「あん。いゃん…」
「見てみな。コイツは俺に触られたくてしょうがないんだ。…おら、そいつ見せろ。…食わせろ」
母は嗤って私を見ながら、もう片方のおっぱいを突き出した。
「ほら、いいでしょ…」
優越感たっぷりに私に大きなおっぱいをゆさゆさ揺らしてみせると、おじさんがそれをしゃぶりだした。
「ああぁん…はあぁん、ねえぇん、もっとぉ…」
母は眉を寄せて苦しそうなのに、なにか催促している。
「ほら。気持ちよさそうだろ?」
おじさんが私の方を見据えて言った。
私にはそうは見えなかった。ただ、緩慢にもがいているだけに見える。でも。
おじさんが口を離すと、母は自分でおっぱいを揉み始めた。
おじさんは母の太股をつかむと、ぐいっと開いた。
ベージュのパンツは中央が濡れて、ぼんやり透けていた。