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巻き戻し
【純愛 恋愛小説】

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巻き戻し 第三話-4

「いやほんと間違いないっすよ。だって俺もあそこの翔ってやつもあそこの了大も他のやつらも皆揃ってアホっすもん。ほんとその通り。揃いも揃って低脳だもんで」

「………」

「でもねー、龍だけはちょっと違うんすよ。あいつはね、頭良いんすよね。偏差値高い高校出たらしいし。確か大学も考えてたとかなんとか」

「あ、それ言ってた…」

「でしょ?だけど結局今の道選んでね。本人いわく相当迷ったらしいんすけど。なんだっけなー…あれ…えーっと…あ、UNHCRだったかな?難民とかの支援するやつ。そこ目指した時もあったとか言ってましたね」

「へーっ…」

「だけど服を選んで。だからか龍だけは俺らの中でも更に服に本気でね。覚悟が違うっていうか。このバーベキューも連れて来るの苦労したんすよねー。ってまぁそれは別の話なんすけど、とにかく龍が那由多さんにそんなこと言われて腹立てたのも分かる気がしますわ」

「そうなんだ…」

「謝ったんすか?」

「ううん。まだ…。謝りたいんだけど、ほら、うちの女子とご飯食べてるし」

「あらま。龍もイケメン君だからなぁ。ちょっと待っててもらえます?あいつ奪還してきますんで」

「えっ…ちょっ…!」



ちょっと待ってよ…。


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