投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

君と繋がるもの
【初恋 恋愛小説】

君と繋がるものの最初へ 君と繋がるもの 8 君と繋がるもの 10 君と繋がるものの最後へ

君と繋がるもの〜Side:美奈〜-3

「………え……」

「…あいつの事で泣くなよ……。俺を見てくれよ………」

意味が分からない。
湊は何を言ってるの………?

「俺はいつもお前を見てきた。だから分かる……お前は拳哉が好きなんだろ………??」

(…………………)

「俺じゃ…ダメなのか?……俺はお前を泣かせるような事はしない。………守るから」

「……冗談…だよね?」

「嘘じゃない。真剣だよ……なぁ俺じゃダメか…?」

「…止めてよ…離して……」
「なんでだよ!!泣かされてもそれでも―――」

湊はびっくりして話すのを止めた。
あたしは泣いていた。

勝手に涙が流れてくる。

どうしてこんなに涙が出てくるんだろう……

湊の気持ちは嬉しかった。

でも………
「あたしは……けん坊が好きなんだ。」

「…………なんでだよ……」
湊のか細い声が聞こえた。
肩が震えてるのが分かった。

「…ありがとう。でもゴメンね…」

そういうのが精一杯だった。
あたしはいたたまれなくなって外に出た。

外ではキャンプファイヤーが始まっていた。

生徒の輪から外れ、1人座っているけん坊を見つけた。


もう自分の気持ちを隠しておくのは辛い…………
嫌われててもいい。
気持ちだけでも伝えたい。

あたしは迷わず歩きだした―


「いやぁ盛り上がってるね♪」

声は震えてない…??
普通に話せてる……??

「こんな離れたところで何してんの〜??」

わざと明るく振る舞った。

「ちょっと……考えてたんだ。」
話してくれた………
久しぶりのけん坊の声は、すぐにあたしの耳に入って体中に響いた。

手が震える。肩が震える。
必死に泣き出しそうになるのを我慢した。

気持ちを伝えるまでは絶対になかない………

「僕さ……湊と賭けをしてたんだ。そこで、それまで気付かなかった気持ちに気付いて………」

ビックリした。
けん坊が話しだしたのと、
気付かなかった気持ちに気付いたって事に。


君と繋がるものの最初へ 君と繋がるもの 8 君と繋がるもの 10 君と繋がるものの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前