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魔法使いの告白
【女性向け 官能小説】

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春告鳥 3-3

「あっ… だめ… 乱れちゃうっ…」

僕は構わず花芯を求めて指をすべらせる。

「乱れて」
「んぁあはっ… やっ… あっあゃっ…らっ…だめっ…」

彼女は激しく腰をくねらせると、耐えきれず上半身を崩した。
ベッドに顔と肩をつき乳房をつぶし、シーツを握りしめている。

僕はなおも攻めたてる。
彼女の腰を押さえ込み、夢中で挿抜を繰り返す。
僕の息もとっくに上がっている。

彼女は腰をつきだし、背中が反り返らせて絶頂がすぐそこにきていることを示す。

「あっ… やぁ あ!んんっ あぁぅ、あっ、あああぁっ あぁ…」
「うっ…」

彼女が僕を根本から締め付け絞りとってゆく。
快感が身体中を駆け抜ける。
熱いものがほとばしる。彼女の奥深くで。気持ちいい。

動きを止めた彼女の身体が崩れた。

顔を横向きにして俯せになった身体。肩を上下させ乱れた呼吸を整えようとしている。

今は残さない。でも、僕はいつか全部解放したいと思っている。それは、彼女にとって負担だろうか?歓びだろうか?

彼女が望むなら。いや、少なくとも僕の腹は彼女に触れた瞬間に決まっていた。
そのための『形式』を僕は既に欲しがっている。
性急なのは分かっているからコレはしばらく封じるつもりだけどね。


彼女の髪を手で流して整える。
頭を頬を撫でる。
彼女は気持ちよさそうに目を閉じている。

あれほどギラついて、性欲の塊だった自分が今は嘘のように凪いで彼女への想いに満ちている。

どちらも僕だ。善とか悪ではなく。
どちらの感情もトリガーは彼女だ。

なんて不思議で愛しい存在だろう。


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