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隣にキミが。。。
【青春 恋愛小説】

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隣にキミが。。。-3

「安西!お前がやったのか!!」
「ちっ、違う!あたしは、ここに呼び出されて・・・」
「呼び出されたぁ?誰にだ!!」
「あの手紙の・・・えっ?」

手紙がない・・・消えてる!!

「嘘をつくなっ!!」
「嘘なんかじゃないわよ!!本当にやってない・・・ねぇ、峻!」

あたしが峻の名前を呼ぶと、峻はびくっと体をすくめて、それからあたしから目線をそらした。

なんで・・・否定してくれないの・・・・?

「お前は今日も学校をサボっていたな!これをするためだろう!違うか!」
「違う!違う!痛っ・・・放してよっ!!!」


・・・結局、あたしは「猫惨殺魔」として、学校からは無期自宅謹慎処分を受けた。もう誰も信じない。信じたくない。峻も・・・もう嫌だ。全部嫌だ。
それから、3日ぐらい経っただろうか。あたしはずっと部屋にこもっていたから、時間感覚がすっかり狂ってしまった。今は・・・朝?昼?夜じゃないよね・・・。

―――こつん。こつん。―――

窓ガラスに何かぶつかる音。あたしはなんのためらいもなく、窓を開けてしまった。誰がいるかは、わかっていることなのに。

「よっ、紫頭!」
「・・・」

あたしは無言で窓ガラスを締めようとした。その時。

「痛ってぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「!!?」

気がつくと、窓ガラスと縁の間に指が数本挟まっている。どうやら峻の手を挟んでしまったらしい。あたしが驚いて窓を開けると、峻はそこからあたしの部屋に進入してきた。


「ちょっと!何やってんのよ、早く出てって!!」
「明日、学校行くぞ」
「はぁ???」

ワケわかんないパート2。自宅謹慎処分中だっつーに。だいたい、誰のせいでこうなったと思ってんのよ。全部峻が原因じゃない。

「お前の無罪が証明されたんだよ」
「・・・何意味不明なこと言ってんのよ」
「だ〜か〜ら、お前もう学校来ていんだよ。学校行けるようになったの。っつーか・・・俺がそう、した。」

峻の話によると、学校に仕掛けてあった防犯カメラが一部始終をとらえてたんだとか。峻はその犯人を全員捜し出して、職員室につきだし、あたしの無罪を証明してくれたんだとか。

「そん時に、お前にちゃんと謝れって言ってきたから、とりあえず明日、授業は出なくても謝ってもらうだけでいいから、学校行くぞ」
「やだし・・・学校なんて、もう行きたくないもん。有罪だって無罪だって一緒、どっちにしろ行かないんだから!!」

――ふわっ――

峻の匂いが増したと思ったら、あたしは峻に抱きしめられていた。温もりが伝わってくる。それと同時に、微かに鼻をすする音。嗚咽。


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