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Heaven knows.
【ファンタジー 恋愛小説】

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Heaven knows.-2

 珠理ちゃん、昼休みに裏庭に来て。


 4人の前でクラスの男の子に呼び出された私は、一人で行ったつもりだったのに4人を引きつれていた。要はデバガメされていた。

 その男の子に告白されたけれど「ごめんなさい」した私を、彼女らはヒドイなあ、と心無く笑っていて、少し嫌な気分になった私が4人に背を向けて――


 瞬間に吹いたつむじ風に煽られた私の制服から飛んでいったハンカチを追い掛けて、裏山に入って行った先に有ったのが「それ」だった。

「何あれ――?」

 閂が掛けられているけど、何だろう。
 裏山へ来たのは初めてだけど、学校の裏山にこんな物が有ったなんて。

「珠理ぃー?何してんの?」

「ハンカチ飛んじゃったから追っかけてきたの。ねえ、あれ何だろう?」

 後ろからアヤちゃん達が追い掛けて来たから振り返って。
 何だろう、とアヤちゃん達の視線を誘導しながら再び「それ」に目を向けると、さっきまで掛かっていた閂が無くなっていて、しかも扉は開きかけていた。

「う、うそっ!?」

「どうかしたの?」

 目をゴシゴシと擦って、瞬きも繰り返す。 けれど、何度見ても閂らしきものは見当たらず、見間違いかと自分を疑いながらもその事を4人に説明したんだよね。


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