投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

背徳の時間〔とき〕
【その他 官能小説】

背徳の時間〔とき〕の最初へ 背徳の時間〔とき〕 23 背徳の時間〔とき〕 25 背徳の時間〔とき〕の最後へ

背徳の時間〔とき〕B 後編-1

先ほどから部屋には数人の仲居が出入りし、手際よくテーブルの上に夕食の料理を並べていく。



この宿自慢の、和洋取り揃えられた創作懐石のフルコースは、一品一品に工夫が凝らされ、手がこんでいる。



料理の中に込められた、造り手の心づかいを感じ、美しく華やかな飾り付けも、真由花の食欲をかき立てた。



料理の配膳を終えた仲居達が、一礼し部屋をあとにすると、和気と真由花だけの宴の時間が始まった。



『さぁ、真由花乾杯しようか?』



「うんっ。」



『それじゃ、22才が真由花にとって素敵な1年になるように……乾杯!』



チンッ…。



2人は薄桃色のはかなげな少女のようなイメージの、ロゼのワイングラスの淵を重ねた。



「和気さん…真由花、和気さんと出会えたこと、感謝してるよ。」



真由花はほんのり目元をロゼ色に染めながら、和気にそう告げた。



『どうした?急にあらたまって…。』



和気は半分照れながら、真由花にほほ笑む。



「ううんっ。深い意味はないの。ただね、そういう気持ちでいるってことだけね…知ってて欲しかったって言うか…。」



『真由花と結婚する奴は幸せ者だな…。俺そいつに嫉妬するかもな。』



和気はそう言って笑っている。



「ははっ。何よそれ。」



真由花も和気につられて笑った。


背徳の時間〔とき〕の最初へ 背徳の時間〔とき〕 23 背徳の時間〔とき〕 25 背徳の時間〔とき〕の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前