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『パラドックス』
【エッセイ/詩 その他小説】

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『パラドックス』-1



永遠は
一つの単語として
完結し
概念と成る。



流れてゆく命は刹那
切り取られた時は永遠
写真の中の笑み
たとえ、色褪せ朽ちようとも。



死にたいと
死にたくないと
汚濁の中より生まれ出づる
泡沫の力強さよ



「エッシャー」を
具現しようとするのは
浪漫かなあ
野暮かねえ



ほら、ここに。
決定的な証拠を掴んだ筈なのに
帆先は舳先となり
手の着けようもなく途方に暮れている



鏡うつしの間違い探し
右目は左目
右手は左手
さて、心臓はどこでしょう?



どうにもならないものを
どうにかしようとする全く無駄な努力
掛け違えたボタンは全部外すしかありません。
わかってはいるのですが。


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