投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

遠恋ーえんれんー
【二次創作 恋愛小説】

遠恋ーえんれんーの最初へ 遠恋ーえんれんー 22 遠恋ーえんれんー 24 遠恋ーえんれんーの最後へ

遠恋ーえんれんー泪side2-2

「うぅっ‥重いよ‥‥‥ん?」


何かが額に当たった気がする。
気のせいかな‥


ポツッ


「んんっ?」


やっぱり何か当たった。


ポツッ‥‥ポツッ‥ポツポツポツ


「うー‥まじかよぉ‥」


雨だ。
しかも段々激しくなってきた。
ポツポツどころではなく、ザーザーと降り始めた。


仕方なく傘を買おうとコンビニまで猛ダッシュした。
幸いにも近くにコンビニがあったが、激しい雨は僕をビチョビチョにした。
入口の前にいったん荷物を置き、茶色いワカメみたいになった髪の毛をオールバックにして一本に縛る。メガネも拭き直す。
衣装はなんとか大丈夫みたい。
よくぞ衣装を庇った、僕。よく頑張ったぞ。
自分で自分を褒めながらようやく店内に入る。



「傘かさ?♪傘はどこかなっと‥」


入口の近くにあったので、一本を手にもちレジに向かう。


「いらっしゃいませ。」

「あ、お願いします。」


鞄からお財布を取ろうとした。
‥した。
ん‥?ない‥?
まさか。
いや、確かに朝入れたはず。
ガサゴソと鞄を漁る僕。


「250円でございます。」

「あっ‥はい。ごめんなさい、お財布が見当たらなくて‥」


おかしい。
全然見当たらない。


舞台用のお化粧道具が入ったポーチ、携帯、iPod、ミネラルウォーター、ピアス、メガネケース、タオル、手帳、美音と撮った写真‥


遠恋ーえんれんーの最初へ 遠恋ーえんれんー 22 遠恋ーえんれんー 24 遠恋ーえんれんーの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前