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セクシャルな講義
【女性向け 官能小説】

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セクシャルな講義(2)-3

(8) 愛のテクニック

私はこの滅多にない機会を逃すことはないと思った。
事というのは流れがある、普段出来ないことでも
そういう雰囲気が出来上がると、人間は理性が抑えられないのだ。

とくに女性はその傾向が強い、
やはり感性が男よりも敏感に出来ているからだろう。
女性は理性よりも感性が優先する傾向が多いとも言える。

相手を見て、好ましくない相手には警戒するが、
信頼するに足りる相手には心からそれを許す傾向がある、
それは心も肉体も同様である。
その相手とは、今の私なのだと思うのである。

むしろ、
そうして欲しいと言う本能を掻き立てられるのかも知れない。
私も初めからこういう計画をしたのではなく、やはり流れである。

この瞬間から私は思った、
ひょっとしたらこの美しい二人を、私が今夜は
逝かせることが出来るかもしれない、と思ったのだ。
そう思うと、
私の股間の物が元気になってきたのは否めない事実である。

「人間はね、何かを感じるときには、
外界からの刺激を最初に受けるのが、視覚や触覚などの五感なんだよ、
性欲や性行動をつかさどる性中枢や、
快楽を生じるとされる神経も
五感からのシグナルが無ければ全う出来ないのだよ」

私はそう言いながら、交互に左右の美しい女を見ながら言った。
「はい・・」
ママも恭子も頷く。
「つまりだ、五感は人間が快楽を感じるために不可欠な感覚なのだよ、
たとえばね・・」

私は恭子を見つめていった。
「恭子ちゃん、目を瞑ってご覧、そして・・ママも」
「あん、はい・・」
二人はグラスをテーブルに置き、目を瞑る。

私はその二人に優しく唇を重ね、キスをした。
「あん・・せんせっ」
「あぁ・・」

不意の私のキスに驚いたが、嫌がる訳でもない。
恭子の唇は柔らかく、ママの唇は濡れていた、
お互いにアルコールの匂いがする。

「二人ともキスするとき自然と瞼を閉じるだろう、
それは眼から入る余計な情報を閉め出し、
その行為に集中するためなのだよ、わかるね」

「はい・・せんせっ」
私を見つめる二人の女の目はしっとりと濡れていた。

?続く?


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