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古からの守り
【ファンタジー 官能小説】

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古よりの守り 2-1

世界は広い。
よっていろんな建物がある。
そしていろんな人がいる。
ということは色々な性格の人もいる。
だから…

「ちょっとお茶いれてよ」

俺の扱いは色々とある…。

「俺お前の執事になった覚えないぞ?」
「別に護衛も執事も変わらないわよ。はやくちゃっちゃとして」

一夜明けて早速護衛の仕事なんだが…いや護衛って言うより雑用か?
そんな考えが頭の中に浮かんだが厄介な仕事じゃないからまだいい。
自分がまだ護衛教育をうけていたころ色々な噂を聞いたからだ。
その噂は…

「夜寝ずに部屋の前で見張りだ!」

なんてことが毎日あったりする。
だが護衛してるやつも人間。
人形じゃないんだから疲れもする。
にも関わらずだ。
ちょっとこっくりて眠っただけで

「何を寝ている!首だ!」

なーんて事もある。
その分ここはいいかもしれない。
それを思ったのは昨日の事だ。
あの生意気な姫の正体を知ってから王の間へと通された。
白い髭を伸ばしたあたかも王様っていうような人が一人広い広間の椅子に座っていた。
取りあえず俺は片膝を着く。

「予定より遅れてしまってすまん」

と…一言。
取りあえずいっておこう。
敬語じゃないのは俺の特徴だ。
普通なら「帰れ!」「クソ!」「ガキ!」などと言われてもおかしくないだろうよ。
だって王に対してタメ口だぜ?
だがこの王はそんなことあまり気にしないようだ…。
って言ってもちょっときょとんとしてたような気もするが…。
話はすぐに再会した。

「いやいや気にするな。君がしてくれた事を聞いておる。礼を言うのはこちらの方だ…ありがとう」

あまり気にしないような口調に心から礼を言ってると思った。
少し言葉を交わしただけだがすぐ俺はこう思った…
(大人だ…)

「さて護衛の件だが…少々頼みたい事がある」
「ん?なんだ?」

なんか改まって話を振って来るから何事かと心の中では身構えていた。
悪い方向に、あの護衛教育を受けてた時の噂みたいな辛いような事かと思っていた。

「なに…そんな難しい事ではない。レミナと自然と過ごして貰えばいいんだ。護衛としてではなく友人のように」
「…?」

話の内容が理解できない。
首を傾け、それ見た王はちょっと付け加える。


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