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冷たい指・女教師小泉怜香
【痴漢/痴女 官能小説】

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冷たい指・女教師小泉怜香 最終話-7

「……ヤマト……後でな……」

「―――おん……ほんなら、頼んだで。俺も後から合流するし」


「――ああ」

明らかに疑わしさを感じているのがわかったが、ヤマトはあえて何も聞かずにシャワー室を出て行った。


足音が遠ざかり、扉がバタンと閉まる。


それと同時に、亮がこらえていた欲望を吐き出すように突然激しく動き始めた。



私の腰を強く抱きしめながら、無言で奥へ奥へと荒々しくペニスを突き入れてくる。

明らかにこの前の時とは違う、怒りをぶつけるような乱暴なセックス。

身動きできないくらい、背中を濡れた壁に押し付けられて、私は亮の苛立ちをただただ受け止めることしか出来ない。


下半身を荒っぽく揺すり上げられるたびに、身体中がキシキシと悲鳴をあげている。


愛情なんてカケラも感じられなかった。


それでも私の中で動いている亮の熱い塊は、この肉体に確かな慶びを与え、私を快楽の極みへと確実に導いていく。


『セックスに意味なんてない』


私を初めて抱いた時、亮はそう言った。


確かにその通りかもしれない。


セックスをしたからといって相手の全てが手に入るわけではないし、相手がどこへもいかないという保証が得られるわけでもない。


でも今こうして身体をぴったりと重ね合わせて繋がっていると、私という鍵穴に合う鍵は、この人だけなのではないかという気がしてしまう。


どんなに雑に掻き回しても、私の一番欲しいトコロに不思議なほど的確な刺激をくれる亮の身体。

相性がいいのか、亮が上手いのか―――私にはわからない。


ただハッキリとわかるのは、強烈な絶頂の波が近づいているということだけだった。

こんな窮屈な体勢でのセックスを、イイと感じたたことなんて過去には一度もなかったのに―――私は間違いなく今までで一番感じている。


「り…亮……りょお…っ…ああっ……亮っ……」


気が付けば私は、彼の名をうわごとのように何度も何度も繰り返し読んでいた。


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