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冷たい指・女教師小泉怜香
【痴漢/痴女 官能小説】

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冷たい指・女教師小泉怜香 最終話-4

「……ン……ハァッ…ハァッ……」


窮屈な空間の中に、亮と私の荒い吐息がやかましいくらいに反響している。


さっきまで亮に対してあれほど腹を立てていたはずなのに、頭がぼんやりして私は何も考えられなくなっていた。


「……聞いててやるから…思いっきり喘いでみろよ……」


亮は冷めた口調で言い放つと、いつの間に手にとったのかボディーソープをたっぷりと塗り付けた指先で私の全身をまさぐりはじめた。


「……あっ……あぁんっ」


突然襲いかかる強烈な快感に、つい大きな声が漏れてしまう。

ぬるぬるとした感触が全身の感度を異様なほど高めていた。

ただでさえテクニカルな亮の指は、もはや凶器とよぶにふさわしいほど危険な淫具と化している。

片方の手は乳房を撫で回しながら、指の付け根で硬くなった乳首を挟み混んでは揉み転がし、もう一方の手はラビアからはみ出すほどに勃起してしまったクリトリスを集中的にいじり回してくる。


ローションのようにぬるぬると身体中に絡みつく白濁した液体。


彼自身の精液で全身を汚されているような倒錯感の中、狂おしいほどの快感が私の意識を支配していた。


「………あっ…ああっ……いやあっ……んああんっ……」


身体の表面を撫でられているだけなのに、すでに達してしまいそうなほど私は高まってしまっている。


「……あっ……ああっ…もう…もうダメ……」


「……イけよ…センセー……」


亮が意地悪く囁いたその瞬間―――クラブハウスの扉が勢いよく開いた気配がした。



「―――ヤナぁ?おるん?」


聞き覚えのある関西なまり。
山門彰吾の声だった。


亮のことを探している。
「ヤナ」というのは亮のニックネームだ。


しかし亮は私をいたぶる手を決して止めようとはしない。


それどころかその手つきは更に激しさを増したようにさえ感じられた。


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