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「午後の人妻 童貞嫐り」
【熟女/人妻 官能小説】

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「午後の人妻 童貞嫐りE」-8

「男ってホントにいやらしい動物ね。
高校生のような若いときから、
こんな汚らわしい雑誌に、
興味を示すんですからね」

夫人はさらに眉根を寄せて、表情を顰めながら言うのだった。

由子はそうは思わなかった。


そこが男の、
とくに性に憧れる童貞少年たちの、
かわいいところだと思う。
そう思うのだが、
あえて夫人に異を唱えることはしないで、
事務的な報告だけをすることにした。

「その少年は万引きをしたのが初めてのようで、素直に謝って万引きしたものを返したんで、少し油を搾ってから許してやりました」

「万引きしたのは、ホントにこの2冊の雑誌だけだったの?」

「はい。
私がずっと見ていましたから、まちがいありません」

「そう。
ごくろうさま。
じゃあ、この雑誌を棚に戻しておいて」

夫人はそれだけ言うと、また自分の仕事に戻って伝票の照合作業をはじめた。

この店では常習の万引き犯でない限り、警察沙汰にしたり、ことを荒立てるようにはしないことにしていた。
一度万引きをした人でも、いずれはまた店の客になってもらう人だからという考えからだ。

オーナー夫人が深く詮索(せんさく)しなかったのも、そんな店の方針があったからである。

由子がその万引き少年と翌日会う約束をしたことは、
当然ながらオーナー夫人には伝えなかった。

彼女は2冊の雑誌を元の棚に戻すと、さっきまでしていた袋菓子の棚整理の作業に戻った。

その作業をしながら、
由子は浮き立つような気分を押さえられないでいた。

あの絵に描いたような美少年を、
自分の意のままにできる果報を手に入れたのである。
気分の浮き立たないはずがなかった。

彼女の睨んだところ、
彼小池健哉クンも童貞のようであった。

さて、
この童貞少年を相手に、
こんどはどんなシナリオで臨もうかと考えると、
仕事も手につかない感じである。

前回、亨を相手にしたときは、彼女自身が童貞少年を相手にするのは初めてということもあって、ずいぶん人目を気にしながらのコソコソとした行動であった。

それが明日は大胆にも、駅前で会う約束した。

デートの相手は、
あれだけの美少年の健哉である。
町中を連れて歩いて、
人に見せびらかしてみたい。
とくに内藤夫人にでも見せたら、
どんな顔をするだろうと思った。

そして、
健哉とホテルに入ったら、
どんなふうにイビって、
オモチャにしてやろうかと考えた。


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