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「午後の人妻 童貞嫐り」
【熟女/人妻 官能小説】

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「午後の人妻 童貞嫐りE」-1

  第6回 新たな童貞少年をゲットする





その後、愛田由子(あいだ・よしこ)は、亨ともう一度だけ例のモーテルでベッドを共にした。

由子にすれば筆をおろしてしまった亨には、
もうあまり興味も関心もなくなっていた。
それでもベッドを共にしたのは、
彼の執拗な誘いがあったからだ。

彼女の興味と関心は、
もっぱら緊張感に身を震わせている童貞少年にこそあった。
そんな少年に自らの肉体を与えて、
筆をおろしてやる。
それが彼女に至福ともいえる、
快感をもたらすのだった。

すでに女を経験している男性には、あまり食指が動かなかった。

それに男という動物は現金なもので、
一度でもセックスを経験すると、
自信たっぷりの態度に変わって、
ベッドの中で女をリードしたがるようになる。

それは亨も同じであった。
由子に筆をおろしてもらったことも忘れたように、
彼女にあれこれ指図しては行為のイニシアチブを取ろうとした。
それが彼女を失望させた。

「私は同じ男の人とは、一度しかベッドを共にしない主義にしているの」

ことが果てたあと、由子は亨に向かってそう言ってやった。

少し気障で遊び人めいたセリフで照れ臭かったが、思い切って言ってやった。
そうやってはっきりと引導を渡してやったほうが、彼のためだと思ったのである。

「亨くんとは職場がいっしょだから、
無下にもできないと思って、
サービスで1回余分につき合ったけど、
もうこれで終わりにしよう。
これからは私を誘わないでほしいの。
私も人妻だから、
このままあなたとの関係を、
ズルズルとつづけるわけにはいかないのよ。
分かってちょうだいね」

残酷なようだが、はっきりとそう言ってやったのだ。

そういう由子にたいして、亨はとても悲しそうな表情をした。

「オレ……
愛田さんの気に入ってもらえるように努力します。
だから、このままつき合ってください。
お願いします」

そんなふうに殊勝(しゅしょう)に言って頭を下げるのだ。
店でふたりシフトになったときなども、同じように言って頭を下げてきた。

そんなことが重なると、由子も放っておけなくなる。
といっても、自分の彼にたいする関心は、もう失ってしまっている。

そこで思いついたのが、
内藤夫人の存在だ。
夫人なら相手の男性が童貞かどうかなどこだわりそうもなかったし、
由子と関係した少年だというのも気にしなそうであった。

で、亨に内藤夫人のことを話してみた。


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