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『年上の彼』
【幼馴染 官能小説】

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年上の彼〜meet again@〜-4

「お前なーだいたい遊んでそうで頭悪そうな奴と付き合ってるんじゃねーよ!!」
心配してくれるのはわかるけど
私が誰と付き合おうと関係ないじゃない。

「どうしてしょうちゃんにそんな事言われないといけないの!!」

「俺はお前の事思って。心配したらダメなのかよ!!」

もう子供扱いしないで。あの頃とはもう違うの。
私の中のモヤモヤが広がっていく。もう止まらない。

「私の事はほっといて、自分のことは自分で決める!子供じゃないの!!」

彼は私をベッドに押し倒してきた。

「きゃ!」

抵抗する両手をつかみ簡単に片手で押えこんだ。

「ふざけないでよ!!」

暴れる私を抑え込むため彼は馬乗りになる。
逃げ出そうとして力を入れるけれど、びくともしない。
動くのは両足だけでバタバタさせたがどうする事もできない。
諦めて私の荒い息が部屋に響く。

「はぁ はぁ 離して」

見上げると見たこともない無表情に驚いた。
何を考えてるかわからない。

こんなしょうちゃん知らない。怖い・・・・・・

初めて彼を怖いと感じた。
彼はあいている手で私の唇をなでると顔を近づける。

キスされる??

私の体は硬直する。
すると口を手で押さえ付けられ

「男が本気になれば、お前なんか簡単にねじふせられる」

私の耳元で低い声で囁く。
本気で怒ってる…

「殴ったり、やったり。好き放題。子供じゃなかったらちゃんとわかるよな?
もっと考えて行動しろ」

「んーんー」

逃げたい一心で、声がでない代わりに首を縦に振って答えた。
腕が動くことに気づき私は彼からはなれた。
押さえつけられた手首は赤くなっていて、痛さを紛らわすようにさする。
いったいなにが起こったの?
彼の行動に驚いてなかなか頭が働かない。
彼は私の戸惑っているのを見て困ったように頭を抱えていた。


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