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肥大症
【SF 官能小説】

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エース-1

優子は駅を出ると、丘の上にある高校へ向かって歩き出した。

しばらく歩いては立ち止まる。優子は肥大症を発症していた。

クリ○リス肥大症候群は思春期に多く発祥する病気で、クリ○リスの成長期に刺激が不足すると、刺激を求めてクリ○リスが肥大するのである。
発祥するとクリ○リスは短期間で7センチから10センチまで肥大化し、大陰唇から大きく飛び出してしまう。肥大したクリ○リスの感度は抜群で、刺激を受けると簡単にアクメに達してしまう。治療方法はクリ○リスに十分な刺激を与えて自然治癒を待つしかなかった。

歩く度に、優子の柔らかい大陰唇が、肥大し何倍にも敏感になったクリ○リスをくにゅりくにゅりと締め付ける。

くにゅう、きゅきゅ、
「―――――――――!!!」
ももの後ろから尻に掛けて、激しい震えが襲ってくる。

くにゅう、くりゅう、
「んあ!」
優子の全身ががくがくと震えだした。
好奇の視線が注がれる。

「優子!」
ひろみが駆け寄ってきた。

「ちょっと来て!」
ひろみは優子の手を掴むと有無を言わさずに走り出した。

「ん、んあ! だっめえ!」
くにゅう、きゅきゅきゅう
優子は砕けそうな膝を必死でささえてついていった。

人気の無いところまで来るとひろみは怒ったように話し始めた。

「優子、あなた肥大症なんだって?
 どうして、すぐ言わないの!
 あなたを狙っている娘が、沢山いるんだから。
 今日から私が、あなたのことを守るから。
 いいわね!」

優子達は女子高の2年生で、その学園は特にレズビアンが多かった。そして大人びてエキゾチックな顔立ちの優子はレズビアンたちに絶大な人気があるのだ。そしてレズビアンに興味を示さない優子の肥大症発病を心待ちにしているレズビアンも多くいた。

自身がレズビアンで優子を愛しているひろみは、そのことを誰よりも分かっていた。
ひろみはこれまで、ことある毎に優子に告白をしてきた。その度に友達でいたいという優子の気持ちを大切にし、優子の側で常に見守ってきたのだ。優子を他のレズビアンに取られることはもちろん、指一本でも触れさせるのはいやだった。

「ありがとう。
 私、本当に不安で・・・・・・
 ひろみが側にいてくれると本当に嬉しい。」

優子はひろみが大好きだった。ひろみは賢く、誰に対してもけして意地悪をしない。
そんなひろみを優子は信頼し、どんなことでもひろみに相談してきた。ひろみのようになりたい、ひろみとずっと友達でいたいと思っていた。そんなひろみから告白を受けたときは、とても嬉しかった。ただ、どうしても同性を性の対象として見ることはできなかった。優子は正直な気持ちをひろみに話し、ずっと友達でいて欲しいと頼んだのだ。

「可愛そうな優子。
 学校では私がいつも側にいてあげる。
 通学はどう?電車で酷いことをされている娘を見るけど・・・・」

「・・・・大丈夫だと思う。」

優子は、帰る方向の異なるひろみを気遣い、嘘をついた。

優子の落ち着かない反応にひとみが気づいた。


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