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今夜、七星で Yuusuke's Time
【OL/お姉さん 官能小説】

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今夜、七星で Yuusuke’s Time <COUNT2>-10

キスなんてまどろっこしいのは抜きで、玄関のドアに押し付けた彼女の体を開く。
ブラウスに皺を寄せながら胸を揉み、釦を外してブラジャーからはみ出した頂を口に含んだ。ひやりと冷たいその先端が、固く尖って潤っていく。
荒い息継ぎを耳元に感じ、太腿に手を移してストッキングの感触を掌で味わう。撫でる掌が薄っすらと湿っていた。
忙しない自分と樹里さんが少し可笑しく、だがその手の進みを止められない。
タイトスカートの下から、ぐいぐいと下着一式を引き摺り下ろす。剥き出しになった秘部に指を差し入れると、僅かながらも潤っていた。

「いらない、何にもいらないから……早く」

樹里さんの声が苦しげに尖った。
それに従うように、ショーツとストッキングを片足だけ抜き取り、タイトスカートを捲くり上げて足を抱える。口をつけると、樹里さんは身じろいだ。

「いゃぁん……っつぁん、はぁんっ」

唇を寄せ、陰毛をかき分け、その奥の熱く湿る粘膜に舌を伸ばす。
膣穴から突起まで、ぬめぬめと舌を前後させると腰が戦慄く。俺も、樹里さんも、早く穴に埋まりたい、埋めて欲しい。この体の反応はそうだと思いたい。
疑心暗鬼であってほしい。その哀しい眼が、俺を映している、と。


暗くてよく見えない中で、俺の唾液でぬかるんだその場所を指で擦る。樹里さんの好いトコに中指を当て、二本に増やした指で丹念に中を掻き混ぜる。そうして、中が程よく和らいだことを確認して自分のモノを引っ張りした。
耳元で荒く息を交わしながら、スキンを手早く付けて無言で胎内へと滑り込ませる。
何度も繋がった筈なのに、最初の一突きは絞られるようにキツイ。
誰をも拒むように穴は狭まり、中に入れば排除するように俺の肉を押し出そうとする。
無理矢理に近い、キツイものに力任せに突っ込んで自分に慣れさせる。
少し痛そうな、でも、それすらも求められるなら気分がいい……….前まではそう思っていた。

愛も無く、それでいて楽しくも無く、作業に似た行為じゃないか?
淡々と繰り返す俺に、樹里さんは卑しいって思っているのだろうか。

その哀しい眼に、本当に俺は映っている?



歯を食いしばって樹里さんを揺する。
壁に押し付けた体を抱きしめ、床へと移動させる。
少し楽になった体勢。樹里さんの声は和らぎ、耳に心地よく響く。
片足に絡んだ下着を抜き取り、腰に巻きつかせて抜き差しを繰り返す。繋がった部分は瑞々しく卑猥。
静かな玄関なのに、俺達の荒い息遣いと肌の交わる音、ぐちゃぐちゃとはしたなく響く粘液の滴る音。
恥ずかしいはずなのに興奮する。獣のように交尾する。

服を着たままケツを出して。冷たい床、しかも玄関で。
誰が耳を澄ましているか分からないそんな状態で。

俺は興奮しながら樹里さんを怪しんで。

樹里さんは―――望んで体を開いたのに、目は虚ろで。


口の中で、錆びた味。
頬が痛い。
だけど、この悔しさは消えることが出来ない。

ムカつくのに、腹たつのに。
だけど、優しくしたい。好いって言わせたいのに。


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