冷たい指・女教師小泉怜香 A-7
もう教師とか生徒とかいうことよりも、一人の女として私は亮との行為にのめり込んでいた。
かつて経験したどんなセックスよりも深い快感が、渇いていた私の身体を満たしていく。
亮になぶられている部分からせりあがってくる強烈な快楽のうねり。
私は無意識のうちに自分から腰を前に突き出して、禁断の果実を夢中で貪っていた。
「……イって……いいよ……」
「……あっ…あン…ダメぇっ……イ…イくっ…イくうっ!」
亮の甘い言葉に私の身体はあっけなく降伏し、痺れるような昂揚感とともに私は二度目の絶頂に達した。
肉裂の内部がぎゅうぎゅうと亮の指を締め上げ、私はぐったりと寝台の上に身体を投げ出した。
「……じゃあ最後によく効く注射してあげる……」
額に優しく大人びたキスを落とす亮の表情をうつろに見上げると………そこにあるのはドキリとするくらい幼い17歳の青年の顔で、私は瞬間的にハッと我に返った。
私―――こんな若い男の子と何をやってるの―――?
「……あ…あたし……」
「……ダメ…もう俺止まんないから……」
一瞬「教師」に戻りそうになる私を強引に引き止めるように、亮がいきなり私の中に入ってきた。
彼がいつの間にか避妊具を装着していたことを、私はその感触と微かなゴムの匂いで初めて気付いた。
衝動的なのか冷静なのか、亮の気持ちがわからない……。
―――あなたは
……どうして……私を抱くの?
「あっ……!ああン!」
指とは違うたくましい圧迫感。
硬く張り詰めた先端が私の中をぐいぐいと押し広げていく。
自分でも意外なほど、率直な幸福感がじわりと私の中に広がった。
「……ハアッ……」
初めて聞く亮の切なげな声がひどくセクシーで、胸が高鳴る。
「……センセーん中……気持ち……イ……」
気取りのない素直な言葉がたまらなく愛おしくて、私は思わず亮の腰を強く抱き寄せた。
生徒も教師も関係なく、私は目の前の美しいケモノにただただ深く貫かれることを切望していた。
亮が力強く腰を使い始める。
私の内側のあらゆる快感のツボを全てなぞるようなテクニカルな動き。
その絶え間無い律動が強く深く私を掻き回していく。