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fantasy ability
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reality ability‐第10話‐大いなる歓迎会、タナトス!!‐-2

‐???‐

科学の夢である空飛ぶ車や電車があったり、文明が栄えているようで人や神、エルフにドワーフといった色々な種族が皆笑顔であった。
建物も凄かった。300階はあろうビルやマンションがあちらこちらにある。もっと凄いのが自然的な場所があるのだ。
正に理想的な暮らしや星の生命を守るような場所が両立されていた。そんな所の中央に集神城みたいに一際目立つ城があった。
集神城の三倍ぐらいの大きさで、建物からは独特な雰囲気が醸し出されていた。だが、威圧的な雰囲気ではなく暖かくも寒くもなく雰囲気である。
その玉座の間にいた女性に注目人物だった。女性の名は‥‥統神 晴那。そう、皇希が天真の器内で会話した女性だった。
大人っぽいのだが子供のようにも見える顔立ち。それに皇希の顔にも似ていた。身体の方は160〜165cmぐらいだろうか。平均よりは少し膨らみがある胸。
服装は派手ではないが地味でもなかった。意外にも貴族が着そうな服ではなく、シンプルな洋服だった。しかし、逆に豪華に見えた。
そして、ここは第一世界、始永界だ。第三世界、幻想界と比べたら色々凄いとしか言えなかった。第三世界は随分遅れているのだろう。
女性‥統神 晴那は1人だった。扉から聞こえる声に答える。顔は正面に向いていたが、険しい表情だった。何故か、立っている。

「‥いいわよ。入ってきて。」

扉を開けて入ってきたのは男性だった。‥‥“神”だろうが、スーツを着た普通のサラリーマンのような男性である。

「‥‥申し訳ありません。与えられた任務に失敗しました。」

男性がそう言った。晴那は顔の方向を変えさせずに喋る。

「‥‥仕方ないわよ。“イレギュラー”ですもの。‥‥さっき、統神 皇希が来たわ。“この時代”に来るなんて可笑しいわ。」

晴那は溜め息を吐き出す。‥‥それほどの事らしい。しかし、その視線は威圧感がたっぷりあった。

「‥‥私はどうすればいいですか?」

男性が聞く。

「‥?少しここに居なさい。?‥‥‥もういいわ。任務が出来たらまた呼ぶからね。」
「解りました。失礼します。」

男性が出ていこうとするが、足を止めた。そして、不意に喋る。

「‥余裕なのか?統神 晴那。‥気付いているのだろう?」
「‥君が無神 皇希って事に?」
「‥‥‥」

男性は急に倒れた。全然慌ててない晴那が空中に画面が現れたの確認すると緊急患者がいるのを言った。未来の科学は凄い。
数分後、男性は運ばれていった。皇希の心身詠唱はあの維蕪と同じだった。そして、皇希は男性が運ばれた後に身体を現した。

「‥創壊詠唱ね。身体を精製したのね。その魔力を計ったらSSSを越えてOverCかな。」

晴那は感じた事を言った。皇希の魔力はSSSを越えているらしく、OverCといった能力らしい。
という事は他の能力もそれぐらいなのだろうか?皇希の能力も凄いが晴那はそれ以上だろう。そうじゃないと計れないからだ。


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