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言ってくれなきゃ
【青春 恋愛小説】

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言ってほしかったかも-1

あたし、麻倉夕はずっと考えてた…



どうやったら暁の照れ屋は治るのか。



この前みたいに熱が出てたらキャラ変わるみたいやけど、そんなんできんし。



やっぱり、あれで満足♪みたいにしてしまったけど、言ってほしいねんもん!!




「……ら!」





いや、別に言葉にせんでも暁は元々女子と話すタイプじゃないねんから、一緒におれるだけで幸せやねんけど………


わかってんねんけどなぁ……




「麻倉夕!」


『…へ?』


「今わしの授業ちゅーことわかってんねんやろなぁ!この問題答えてみぃ!!」





……今、授業中だった。



しかも数学やん!ありえへん!休憩時間に考えてるつもりがいつの間に!!



周りの友達は笑い堪えるの必死やし、腹立つぅ!



渋々席を立ちホワイトボードへと向かうと



「ついでに神野(こうの)! 次の問題解いてくれ!」


『はいはい』


「はい。は一回やろ!馬鹿たれ!」

『はーい』


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