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僕らの関係 プロローグ きっかけ
【学園物 官能小説】

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僕らの関係 最終話 いつも隣に……。-18

***―――***

「へくち」

 可愛らしいくしゃみはどこからだろう? まだ少し息の荒い幸太も由香も、愛をはぐくむ運動のせいか、まだ熱が残っている。
 二人は顔を見合わせたあと、扉のほうを見る。
 すると明かりを遮る影が二つ。

「りっちゃん、恵? いるの?」

「にゃはは、ばれた?」

「……馬鹿里奈、お前のせいだぞ」

 がちゃりとドアが開き、二人が入ってくる。室内の明かりはついていないが、それでもその表情は想像できる。
 里奈なら舌をだして、恵なら眉間に皺を寄せているのだろう。

「……二人とも、見てたの?」

 由香は落ちた毛布を掴み、前を隠す。いくら同性とはいえ、愛を交わした肌を見せるのは抵抗がある。

「どうだった?」

「うん。すごく気持ちよかった」

 野球の試合結果でも伝えるような彼に、由香は思わず耳を疑う。

「ユカリン、機嫌直った?」

「な、直るわけないでしょ! んもう、皆出て行けって言ったのに……」

「コウは中に入れといてか?」

「恵!」

「いや、なに、そのな。由香が飛び出していったんで、さすがにあたしらも心配になってさ、んで、元凶であるコウを問い詰めたわけさ」

「ていうかユカリン、放課後、いつもエッチなことしてたんでしょ?」

「あ、それは……その」

 友人を欺いてきた放課後を思い出すと、返す言葉も無い。うまい言い訳も思いつかず、毛布を頭から被ることでやり過ごす。

「幸太君のらんちき振りってさ、誰かさんの放課後のイケナイ遊びが始まりだったわけだろ」

 きっかけはあくまでも幸太の手淫。しかし、彼の自慰の対象は由香。そして放課後に彼を射精したのも、その後に咥えてあげたのも、セックスを意識させたのも、全ては……。

「すっかり女好きになったコウは里奈を手篭めにし、さらに先輩をくどき、しからばあたしまで押し倒してきた」

「恵、僕はそんな」

「里奈、初めてだから怖かったな。でも、コータ、「幸せにしてあげるから」って言うから、騙されちゃった」

「ほんと? 幸太ちゃん」

 嘘であるのは目を見なくともわかる。ただ、性的に奔放になった彼を懲らしめよう
と、由香は敢えてそれに乗る。


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