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cure side-Rino
【学園物 恋愛小説】

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cure side-Akito-4

たまに春日は俺の部活を待っててくれる。

その時は一緒に帰るって何となく決まってて、この日も並んで歩いていた。


「ねぇ、今度のお休みにどっか遊びに行かない?」

やっぱり春日は予測不可能だ。

と言うか全然カレシらしい事をしない俺に業を煮やしたのかもしれない。

春日の本気度がわからない俺がデートに誘うってのも変だと思うし…。

「いいけど…。どこ行く?」

何も考えていなかった俺は逆に聞いてみた。

「んーと…。とりあえずブラブラ?」

春日も何も考えてなかったのか?

「何だ、それ?」

そんな春日が可愛くて思わず笑ってしまった。

「理乃はね、あっくんと一緒ならどこでも楽しいんだよ」

春日は俺が恥ずかしいって思うような言葉を平気で口にする。

それは俺に本気だから?

それともからかってるのか?

「それは言い過ぎだろ」

「ホントだよ?」

俺の素っ気ない返事に思わずというように制服の袖を掴まれて胸が高鳴った。

「…ありがと…」

ホントは薄々気付いてる。

どこがいいのかはわからないけど春日は俺の事を本気で想ってくれてるんだって。

だけど春日の本気に応える準備っていうか気持ちっていうか…それが俺にないんだ…。


正直、俺は自分に自信がない。

だからコクられても実感ないし、いつフラレてもいいように春日と距離を置いている。

春日は正面から俺にぶつかってきてるのに俺は春日にちゃんと応えてない。

自分が傷つきたくないから…。

こんな卑怯な俺でも春日は好きって言うのかな?


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