投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

憂と聖と過去と未来
【幼馴染 恋愛小説】

憂と聖と過去と未来の最初へ 憂と聖と過去と未来 34 憂と聖と過去と未来 36 憂と聖と過去と未来の最後へ

憂と聖と過去と未来 4-1

ついにやってきた、大学入試合否発表の日。

昨夜は全く眠れなかった。

あたしは気が強くてもこういうことには 滅相弱い質だったりする。

特に試験の際に緊張しなかった反動がもろにきているらしい。

昨夜はずっと落ちたときのことしか考えてなかったくらいだし。


あたしは眠気眼のまま制服に身を包み、大学のキャンパスへと向かうことにした。


大学は割と近いので、受かれば実家からでも通えそうだ。
久しく電車を利用することがなかったために、少々慌てながら切符を購入して改札を抜ける。

駅を二つ過ぎた先に大学前の駅があり、そこで降りる。

降りてから気付いたが、やはりかなりの数の学生が結果を見に来ているらしく、ホームは様々な制服で溢れかえっていた。



聖は…来ているのだろうか。

案の定、卒業してからは疎遠で連絡ひとつとっていない。

相変わらず、佐山さんと付き合っているのだろうか。
今ではそれを知る術もない。


今日も聖に一緒に見に行こうと言いたかったが、言えなかった。

やはり落ちたときのショックがでかい。
ましてや聖と一緒に見て落ちるなんて。

というか、今日受かったことを知っても聖に伝えられないんじゃないか?

って、あれ?
よく考えればあたしが勝手に聖と一緒の大学を受けると言い出したんだ。
聖はそれを聞いてどう思うんだろう…
いや、どうも思わないよね、普通。

結局のところ、あたしはなにがしたかったんだ?

ただの自己満足じゃん、これって。

なんだかパニックになってきた。


憂と聖と過去と未来の最初へ 憂と聖と過去と未来 34 憂と聖と過去と未来 36 憂と聖と過去と未来の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前