投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

僕らの関係 プロローグ きっかけ
【学園物 官能小説】

僕らの関係 プロローグ きっかけの最初へ 僕らの関係 プロローグ きっかけ 83 僕らの関係 プロローグ きっかけ 85 僕らの関係 プロローグ きっかけの最後へ

僕らの関係 残るヌクモリ。-36

「あ、あああん、イク、いっちゃうー」

「恵、僕も、一緒に……!」

 膣内部に陰茎とは別の熱さを感じる。膜越しに感じる脈動は力強く、吐き出す度に大きくなるモノに、意識せずに膣が締め付けを繰り返し、それを促す。

 四回ほど大きくうねり、五回ほどぴくりと動いたあと、彼はおとなしくなる。まだ息は荒いものの、肌で感じる彼の心臓の音はやがて整い始める。

 ――あたし、いかされたっぽいわ……。

 女らしい声で、女らしく身もだえ、女らしく男を感じる自分。
 身体の正直な反応に、恵は少しだけ泣いた。

***―――***

「恵、痛かった?」

「なんで?」

「だって、泣いてるもん」

「うれし涙。幸太が男で、しっかりあたしをリードして、しかも満足させてくれたから」

 恵は唇の端を歪ませると、髪をくしゃくしゃとかきむしる。

「痛いよ恵……、もう……」

 行為が終わればいつもの二人にもどれるのだろうか。幸太には恵が無理をしているようにも見える。一体何を隠しているのかはわからないが。

「なあ幸太……、あたしがもし男で、幸太が女の子なら……」

「なら?」

「好きになってくれたかな」

「うん」

「俺の子、生んでくれる?」

「幸恵ちゃんなら、生みたいっていってくれるよ」

「そっか、そうだな……」

「恵は女の子だし、僕は男の子なんだし、問題ないじゃん」

「世の中、複雑なんだよ。つか、由香はどうなったんだ?」

「今は、僕と恵だけ……」

「そっか、そうだな……」

 薄れ行く意識の中、幸太は陰茎を強く握られた痛みと、「……ましい」という声だけを感じていた。


僕らの関係 プロローグ きっかけの最初へ 僕らの関係 プロローグ きっかけ 83 僕らの関係 プロローグ きっかけ 85 僕らの関係 プロローグ きっかけの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前