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未完成恋愛シンドローム
【同性愛♂ 官能小説】

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未完成恋愛シンドローム - Crazy Children --2

―ドサッ
眼につく範囲の精液を拭き取り、面倒くさくなってTシャツも脱いだ後、気だるい疲れに任せてベッドに身体を投げ出す。
「ん・・・・」
枕に顔を擦りつける。
「・・いい匂いってゆーとったな、アイツ」
特に意識した訳でもないけど、枕に染み付いた自分の匂いが鼻の中に入ってくる。
「ねむ・・・」
眼がトロンとしてくる。
「・・・」
枕に染み込んだ自分自身の匂いが、段々とオレの中から思考能力を奪っていく。
「ん・・・・」
身体が、疼く。
―クチュ
「ぁ・・・」
靄がかかった思考の中、無意識に伸びた指が弛んでる尻に吸い込まれていく。
「ゃ・・」
口では嫌がっているのに、指が止まらない。
「お、しり・・・」
どこを押せば、どこを擦ればいいか、この数日の間に覚えてしまった指が、オレのことをなぶる。
「んあ・・っ」
苦痛ではないなにかを噛み殺したような呻きが、とめどなく口から漏れた。


― 未完成恋愛シンドローム ―

episode.4 Crazy Children


物心ついた頃からずっと、母さんが仕事をしててその上朝も早かったせいか、あんまり弁当を作って貰ったって記憶はない。
「・・・」
「イヴ、卵焼き貰うで」
幼稚園や小学校の遠足の日、たまの休みの日に朝からオレたちの為に作ってくれた弁当は凄い嬉しくて、残すことなんかまずなかった。
「んじゃ俺唐揚げ」
「ポテトサラダ貰うねー」
そんな激レアな弁当が、ハイエナ共に喰われて行く。
昼下がりの屋上。
机の上に弁当を広げていざ食べようとしてた時、いきなり和葉が
「お弁当なら屋上でご飯食べよ?」
などと言い出した為、やむなく屋上に。
が、
「なんでお前らもおんねん」
「ん?」「にゃ?」
コタローとゆーしが同時に視線をこちらに向ける。
「あはは、2人共ニブいなー。イヴは葉ちゃんと一緒に飯喰いたかってんてさー」
意味不明なことをほざきつつ、カイトが唐揚げに手を伸ばす。
「ちゃうわ」
つかなんでカイトまで・・。
「お前は弁当あるはずやろが」
しかも同じように母さんが作ったまったく同じ内容の筈の弁当が。
「もー喰った」
「・・・・」
そういえばコイツ、さっきから人のものしか喰ってない。
ゆーしの焼きそばパン半分、コタローのカップラーメンの汁、和葉のタコさんウィンナーにオレの唐揚げ・・。
「いつ食べたの?」
和葉が聞く。が、
「お前、米粒付いてる・・」
気付いたオレがほっぺたに付いた米粒を取って、そのまま自分の口に入れる。
・・・・。
何故かゆーしの方から凄い敵視の視線を感じる。
オレが悪いのか?
むしろなんか言え。
「数学終わった後かな?」
「何限目?」
和葉の質問に答えたカイトに、更にコタローが質問する。
つーか、確かにカイトもヒトのもん突っついてるけど、オレの弁当みんなに喰われてなかったか?
「3限目」
パック入りの牛乳を飲みながら、今度はゆーしが答えた。
「あれ?」
「ん?」
ふと声を上げたオレに、みんなが視線を向ける。


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